履き脱ぎの手軽さを求めて「GLIESER MOC WP」
前回は,自家用車移動が中心の秋田の冬の使い勝手を考え,KEENの
「JASPER II WP」を購入したことをお伝えしました。
豪雪となっている今年の秋田市ですが,所詮移動するときには自家用車…。サイズ感のあるブーツでは気軽に外出する際におっくうになるのも事実です。
車で移動した場所の駐車場等は,屋内であったり,除雪がしっかりとされていることが殆どですので,「雪をかき分けて…」というシチュエーションは殆どありません。
スニーカータイプで,しっかりとしたウォータープルーフ(WP)仕様になっている「JASPER II WP」の利点を最大限に活かしながら,快適に過ごすことができています。
しかし…。
唯一気になるのは,「JASPER II WP」が紐靴タイプであるということ。
すぐ近くのコンビニに…などという,本当にさらっと外出したいときなどには,「ひもを結ぶ,ほどく」という行為がおっくうになったりもします。
また,私の職場では,入館する際に上履きに履き替える必要があり,そのたびにいちいちひもを結んだりほどいたりするのは…という意識も,頭の片隅に残ったままでした。
そこで…。
「JASPER II WP」のスタイルのよさや機能性をそのままに,いわゆる「スリップオン」タイプのシューズも購入することに!
それが「GLIESER MOC WP」です。
気軽に脱ぎ履きの恩恵!
こちらが新たに購入した「GLIESER MOC WP」。色は「DARK OLIVE/BLACK」です。
「JASPER II WP」はダークブルーを選択しましたが,今回は雰囲気を変えてダークオリーブ。デザインが非常にプレーンですので,「Black」では面白みに欠けますし,ベージュっぽい「Safari」では汚れが目立つ…と考えた末の結果です。
今回はお安くなっていたAmazonでの購入でしたので,実物の色合いが心配でしたが,どんなものにも併せやすそうな好みの色合いでした。
サイズは「JASPER II WP」同様に,若干タイト目。通常「26.5㎝」の私ですが,「JASPER II WP」と同じ「27.0㎝」でぴったりでした。
前回も書きましたが,防水が必要なシューズとすれば,ぶかぶかでは困りますので,このタイトな感じは好印象です(「きつい」ということではなく,あくまでも通常のスニーカーよりは横幅がタイト目ということ)。
足の挿入部は,絶妙な感じのゴム素材で囲まれています。
この質感が実に心地よく,装着後は足首に程よい感じで貼り付いてくれますので,紐靴でないということが,防水に関してのデメリットにはなっていません。
まあ,当然サンダル感覚でスルッと入る…という感覚ではありませんが,それにしても後方のベロ部分を引っ張りながら履けば,ストレスもありませんので,正に「ちょっとしたお出かけ」や「靴の脱ぎ履きの頻度が高い場合」等での効果は抜群です。
「スリップオン」でありながら高機能!
このように,非常に脱ぎ履きが快適な「GLIESER MOC WP」ですが,こと「機能」の面では,「JASPER II WP」と同等です。
撥水加工とWP機能を備えたスエード革も,その品質や厚み等,「JASPER II WP」と同等。
また,堅牢な造りの「KEENオールテレインラバーアウトソール」,防水性と透湿性とを兼ね備えた「KEEN.DRY」など,「JASPER II WP」で気に入った機能が全てそのまま搭載されております。
トゥ先端のゴム部分が,「JASPER II WP」よりも小さくなっていますが,ゴム底が厚く,つま先部分はしっかりと保護されていることもあり,そんなに気を遣わずに車の運転もできそうです。
デザイン性もあるのでしょうが,どうせだったら「JASPER II WP」と同等の造りでも良かった…と,個人的には思いますが。
というわけで…。
これで,いきなりKEENの2足が生活の中に入ってきたことで,外出が楽しみになっております。
仕事に出かけるとき…,自家用車から降りてからどの程度行動するか…等,行動様式の違いによって使い分けができる上,防水・防寒性という部分においては2足ともなんの心配も要らないのですから。
これまでは,
「靴なんて履ければどうだっていいや」
と考えがちな私でしたが,今後はもう少しこだわって見ようかな…と考えされられた,今回の2足との出会いでした。
「KEEN」,比較的新興のメーカーのようですが,なかなかいいですよ!