Galaxy Z Fold3 「S Pen」以外だと傷が付く?
世界中が注目する折りたたみ式スマホ、Galaxy Z Fold3とGalaxy Z Flip3が発表されたことは、先日お伝えしました。
「3代目」ということで、当然Samsungも、その「堅牢性」「耐久性」という部分では相当にブラッシュアップしていることが予想されます。特に初代はこの部分で相当に叩かれましたので…。
海外のファーストレビュー動画をまとめた以下のようなYouTube動画も見かけました。ご参考まで。
海外のレビュアーの方々としては、スクリーン下となったインカメの写りが霞んだようになる…という点が気になっているようですね。
見切り発車的に新機能を搭載してしまう…という悪癖なのか?
それとも一般的には「セーフ」と見なされるのか?
今後の市場レビューが出て来るのが楽しみです。
そして…。
私が個人的に非常に気になったのが、以下の記事。
やはり、折りたたみスマホにとってディスプレイの表面の仕上げは鬼門なのかな?
iPhoneが折りたたみ式に慎重になる理由
記事によると、
先日発表されたSamsungの最新折りたたみスマートフォン、Galaxy Z Flip3 5Gで以前から販売されているS Penを使用すると、ディスプレイが損傷する可能性がある
ということです。
Galaxy Z Fold3 5Gでは、専用のS Pen Fold Editionと、Bluetoothに対応するS Pen Proが利用可能となっています。
これらのS Penは、先端チップが柔らかいものになっているということで、
「従来のS Penとの互換性がない」
ということになりますね。
これ、痛いです。
「S PenといえばGalaxy」という認識が私にもありますし、「iPhoneもGalaxyのようにペン操作ができたら…」と考えることもしばしば。しかし、従来品との互換性がないということで、まずもって「互換性がない」=「仕様が異なる」ということになります。
まあ、Apple Pencilも世代で使えるiPadが異なりますので、どうしようもない問題なのかもしれませんが…。
加えて、「ペン先が柔らかいタイプでないと画面に傷が付く」ということは、Galaxy Z Fold3のディスプレイの表面は、相当に傷に弱くなっているということを、期せずして証明してしまった格好になりますね。
従来のS Penで傷が付く…ということは、ペン以外の理由で、いとも簡単に傷が付いてしまう可能性が非常に高いのではないでしょうか?
ただでさえ「折りたたみ式」ということで、画面を折りたたんで収納する際に埃やゴミ等を画面部分に混入させてしまうことが多いはず。
「未だに画面強度の問題がクリアになっていなかったんだ…」
と、少なからず衝撃を受けました。
この、「後出しじゃんけん的」に問題点が出てくる感覚。初代Z Foldのときから変わらないようです。
恐らく、iPhoneが折りたたみ式の登場を躊躇しているのも、この「堅牢性」「耐久性」という部分があるからなのでは…と予想します。ただでさえ、ディスプレイに関してはSamsungからの提供を受けるはずですので、Samsungの技術が向上するのを待つのか、それともSamsungのディスプレイに、Appleの技術で何らかの加工を施すのか…。
数年後の結果が楽しみです。
折りたたみスマホは「3Dテレビ」の再来か?
個人的には、上記の「堅牢性」「耐久性」の問題がクリアになることに、折りたたみ式スマホが急速に普及するのでは…と考えます。
携帯性や使い勝手の面でのメリットが非常に大きいですので。
しかし、以下の記事のように、先行きを不安視する向きも少なからずあるようですね。
この中では、「折りたたみ」という考え方そのものがニッチなものであること、アプリ対応等の環境が整っていないことなどから、過去の「3Dテレビ」のように一過性のものになるのではないか…としています。
さて、どのように推移していくのか…。
記事にもありますが、私も「iPhone次第」という気がしています。