シグマがCanonRFマウントに参入か?
ミラーレス一眼時代となり、それまでCanonが占めていた主役の座をSONYが奪い取ってからしばらく経ちます。
カメラ本体も、そしてカメラレンズに関しても、SONY勢に対して大きな後れをとっていたCanonですが、昨年「EOS R5」「R6」を登場させてからは、じりじりと地位を挽回しつつあるようにも見受けられます。
しかし…。
CanonはRFシステムに移行して以来、「Lレンズ」と言われる高級価格帯レンズを中心に提供していたこともあり、なかなかその裾野が広がらない…というジレンマを抱えていたように思います。
ただでさえ、昨今のスマホカメラの技術向上によって、以前は「EOS KISS」のような初心者用の一眼レフカメラを購入していた層が、
「スマホで十分」
と考え始めていることが「一眼カメラ離れ」の大きな原因となっている中で、「価格面でハンデ」は非常に大きな弱点と言わざるを得ません。
最近は、ようやくLレンズのラインナップが充実したこともあって、普及価格帯のレンズを連続して投入しているようですが、半導体不足の煽りをまともに受け、「売りたくても造れない」という状態のようです(これはCanonだけでなく、業界共通の悩みのようですが)。
そんな中…。
これまでサードパーティーには解放していなかった「RFマウント」がついに…という話題が来ています。
本当にRFマウントシグマレンズが登場するのでしょうか?
シグマが2022年にRFマウントに参入? - デジカメinfohttps://www.canonrumors.com/sigma-will-address-the-rf-mount-in-2022-cr3/
コスパの良いシグマレンズは非常に魅力的!
この記事には、
少なくともシグマは2022年にRFマウントに参入するだろうという話を聞いている。この情報筋は、実際のレンズの計画については触れていないが、2022年には3~5本のRFマウントのレンズが発表されると考えているようだ
という情報が掲載されています。
EFマウント時代には、シグマ、タムロンなど、純正品に比べて大幅に安価なサードパーティー製のレンズが多数投入され、その中からは、純正レンズに負けず劣らずの名玉も誕生するなど、手軽に一眼連カメラを楽しめる環境作りに役立っていたものです。
情報の信憑性はCR3(ほぼ確実)ということで、もしこの情報が正しければ、一気にRFシステムが拡大する起爆剤になるかもしれません。
特に、10万円そこそこの価格ながら、本格的な一眼カメラ性能をもつ「EOS RP」との組み合わせであれば、サードパーティー製のお手頃なレンズを数本揃えて、一気にCanonRFシステムへと鞍替えしても、20万円でおつりが来ることも考えられます。
コスパに関してはピカイチのシグマ製レンズは、RFシステムの門戸を広げるためには、非常に有効だと考えます。
だとすればタムロンも…
もし、シグマ製レンズがRFマウントに参入…ということになれば、当然ライバルであるタムロンも黙ってはいないでしょう。
EFマウント時代同様、切磋琢磨していいレンズを続々と投入し合う展開になることは間違いないと予想します。
それもこれも、Canonの決断次第ということでしょうが、CR3情報ともなれば、いよいよ遅ればせながらではありますが、SONY追随のためのコマが揃うことになるのでしょうか?
非常に楽しみになってきました。