2022年 iPadの行方は？
世は、MacBookPro14/16インチに搭載された「M1 Pro」「M1 Max」の性能の話題でもちきりです。
2022年に登場するiMac27インチ後継機、新型Mac Proで、Appleの「Apple Silicon移行」が完成し、「M2」ベースとなる次の世代に進んでいくことになるでしょうから、「第一章」の行方に注目が集まるのは当然と言えましょう。
その煽りを受けて、iPhone、iPadはやや蚊帳の外…という印象さえあります。
しかし、iPhone13増産のためにiPadの生産調整を行う…という記事が出るほど、iPhone13の売上は好調をキープしているようですね。
そんな中…。
2022年の新型iPadに関する情報が来ています。
個人的にはiPad Proの進化に注目です。
「M2」？
記事によると、
iDrop Newsが、iPad Air（第5世代）と次期iPad Proに関して入手した情報をまとめている。
ということです。
新型iPad Airに関しては…
・2022年９月発売（iPhone14と同時？ やや早めの発表？）
・液晶ディスプレイ
・ProMotionディスプレイなし
・A16Bionic搭載
新型iPad Proに関しては…
・2022年第3四半期（７〜９月）に発売
・背面ガラス仕様
・双方向充電対応
・11インチもMiniLEDディスプレイ
とされています。
う〜ん、なかなかに微妙な内容です。
本当にこれだけだとすると、相当魅力に欠ける改訂になってしまいますね。
「Air」に関しては、チップを最新のものに置き換えるだけ…としか見て取れません。何らかの、しかもそれなりの「売り」が必要になるのでは？
「Pro」に関しても、これだけでは…。
個人的に気になるのは、2020年半ばまでに新型MacBook Airに搭載されるといわれている「M2チップ」が、新型iPad Proに搭載されるかどうか…ということです。
まあ、現在の「M1」でも十分過ぎる性能なのですが、「新型」のProを発売するにあたり、武器になるのはそのあたりかと…。
M1搭載のMacが発売されてからiPadに移植されるまでの期間を考えると、この記事で予想されている「2022年第3四半期（７〜９月）」というのは近すぎるような気もしますが…。かといって、この時期に「M1据え置き」の新型が出てきても、購入意欲が湧きそうにありません。発売時期はもう少し後にしてM2搭載…というあたりが妥当なように思えます。
また、「M2」は、それ以降のMac搭載チップの大元になることは、「M1→M1 Pro、M1 Max」の流れを見ても明らか。
M1からどの程度性能が向上してるのか…という点についても注目が集まりそうです。
ディスプレイは？
もうひとつ気になるのは、ディスプレイに関すること。
iPadPro12.9インチに搭載されたMiniLEDディスプレイは、その後MacBookPro14/16インチにも広がり、恐らくは今後発表される全てのMacへと広がっていくことでしょう。
今回の情報でも、「11インチProにも搭載…」とされているのですが、ここで気になるのが、依然として消えない「OLED（有機EL）ディスプレイ」に関する噂です。
この点については本当に錯綜していて、ようやくMiniLEDディスプレイの搭載が始まったばかりなのに、何故同時並行的にOLED搭載の噂が流れているのか解せません。
しかし、個人的には液晶系のMiniLEDディスプレイよりも、OLEDの画質が好み。本当であれば、iPad ProにOLEDを搭載して、極上の色再現性を狙って欲しいのですが…。
iPhone、Apple WatchではOLED、それ以外ではMiniLEDディスプレイ。
今後もこの方向性で行くのか、製造コストの改善が見られるであろうOLEDの採用を次第に拡大させ、次の世代の「MicroLED」へと繋げていく戦略をとるのか？
Appleの方針を確認したいところです。
