iPad ProのminiLED終了で考える「OLED」の混沌
もうすぐOLED搭載のiPad Proが登場するようです。
Pro Display XDRを除けば、最速でminiLEDを採用したiPad Proですが、結局miniLEDが「主役」になることはありませんでした。
恐らくAppleは、当初から「あくまで次世代はOLED」と考えていたのでしょう。
その中でも、Pro Display XDR、iPad Pro12.9インチ、MacBook ProにminiLEDを採用してきたというとは、ある程度の大画面はminiLED、小型はOLEDという棲み分けを間に挟み、「全面OLED化」までの時間稼ぎをしている…ということなのだと考えています。
そんな中…。
数年先までの予定についての予想記事が来ています。
OLED化、遅れそうです!
記事によると、
まもなく発表される見通しの新型iPad Proと新型iPad Airを含めた今後数年先までのiPadおよびiPhoneの開発計画に、市場調査会社Omdiaが言及している
ということです。
この中のiPad関連に関しては、ディスプレイの種類に関して言及しています。
「miniLED」に関しては、今回のiPad ProのOLED化によって搭載終了とのこと…。つまり、今後の「iPad Air」「iPad mini」に関しては、miniLEDを挟むことなく一気にOLEDまで進むということになります。
そして気になるのがそのOLED化の時期。
これまでは「Air→2026年、mini→2027年」とされていたその時期が、両機種とも「2028年」とこの記事では言及されています。
Appleのこの手の「後ろ倒し」はよくあることですが、このディスプレイに関しては本当にずるずると計画が遅れていっている印象しかありません。
そして、今後OLED化まで「4年」あるAirとminiに関しては、下手をすると「2回」のモデルチェンジを挟むことになるわけです。「液晶のままリフレッシュレートを上げる…」という戦術で来るのでしょうが、それにしても「遅々としている」と感じてしまいます。
本ブログで度々言及していますが、
「ディスプレイ技術って難しい…」
と感じてしまいますね。
ただ、素人ユーザー目線で言えば、
「テレビ界ではOLEDが主流になっているのに、なんでこんなに混沌としているの?」
「これじゃ、次世代MicroLEDなんていつ実現できるか分からないよね…」
とテンションが下がってしまうのも事実です。