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デロンギ コーン式コーヒーグラインダー「KG366J」で味が激変した話〜「カッター式」からのステップアップに最適!〜

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コーン式コーヒーグラインダーへ…

 以前、デロンギのコーヒーメーカー「クレシドラ」を購入したことがありました。

 しかし…。
 自分としては、どう頑張ってもハンドドリップには適わない…という結論に達し、その後お蔵入りしている…という状況です。
 濃いめの味が好みの自分としては、どうしても深み、苦みが物足りない、優しすぎる味になってしまうのです。

 「タカヒロ」の「雫」を使って、自分の好みに淹れる術を知ってしまったからには、どうも機械に任せる分けには行かないようです。もっと高価なマシンを使えば、好みの味に辿り着けるのかもしれませんが、さすがに5万円以上投資して「ハズレ」となってしまった際には、立ち直れないような気がして…。

 この「雫」、明らかに味が変わる超優れものです。

 というわけで…。
 目先が「グラインダー」に向くことになりました。
  というのも、これまで使用していた「プロペラ型(ブレードカッター)」のグラインダーでは、どうしても豆の挽き具合にムラが大きく、以前から気になっていたからです。
 現在は、10年以上使用しているメリタのお安いものを使用していますが、これが結構な優れものです。一時期、ラッセルホブスのプロペラ型のものを購入してみたのですが、値段が高い割りには挽きムラがメリタ製のものよりも大きく、結局はメリタに戻ってきた…という経緯がありました。

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 しかし、それでも、どうしても挽きムラは消えない…。

 ということで、プロペラ型に比べて価格は上がりますが、「コーン式(コニカルカッター)」のグラインダーに挑戦してみようと思い立ちました。

 

デロンギ 「KG366J」購入!

 様々な情報を集め、購入を決めたのが、デロンギの「KG366J」

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 上を見ると果てしないグラインダーの世界ですが、こと「おいしく豆を挽く」という部分では非常に高い評価を得ている製品のようです。

https://coffeecarrot.jp/disk40/wordpress/?p=1437#toc2

 コーン式のグラインダーは、円錐型の歯で、回転数を低く抑えて騒音や熱の発生をセーブしながら引くことができるため、豆本来の味を引き出すことができるようです。
 内部がこちら。

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 上歯を外すと下歯が顔を出します。

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 上歯の内部はこんな感じ。

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 この溝部分に豆が入り込み、砕かれることになります。

 実際に使用してみると、想像以上に音は静かです。少なくともプロペラ式よりは断然気にならない音ですね。

 そして、肝心の挽き具合ですが…。
 挽かれた豆の大きさの均一性は、非常に素晴らしいものです。プロペラ式とは全く違う均一性に驚きを感じるほど。これを見ただけで、「購入して良かった」と感じるほどです。

 味は…。
 これが驚くほどに全く違います
 まずもって感じるのは、「雑味」が全くなく、非常にすっきりとした洗練した味になることです。これまでの不均一な豆の味が、どれだけ本来の味からは遠かったのか…と、一口で気付くことになりました。
 すっきり…だけではなく、雑味がなくなったことによって、香りも引き立つようになりましたし、苦み、酸味といった豆の特徴もよりはっきりと出るようになりました。

 1万円ちょっとの投資でここまで味が変わるのであれば、これまでにプロペラ式しか試したことのない方々に対して、是非ともお薦めしたい製品です。
 ただ、洗練した味ということで、これまでに感じていたパンチのようなものは抑えられますので、その点は注意が必要。やはり「雫」を使ったハンドドリップとの併用で、その点を補うのが「吉」だと感じました。

 

粉は飛びます、残ります…

 ただ、当然デメリットもあるわけで…

 プロペラ式であれば、基本的にプロペラが収納されている部分で豆が挽かれるわけですが、コーン式では歯の部分、粉が収納されるコンテナ部分、そして当然歯からコンテナへと通ずる部分と、挽かれた粉が通る道に、コーヒーの粉が付着することになります。

 そして、基本的に「歯」は水洗いできない構造になっているため、粉を完全に除去するのは不可能…ともいえる造りです。
 私も初めて挽いたときには、粉をまき散らしてしまうことになりました。コンテナに入りきらずに残ってしまっている粉を、どのように無駄なく、綺麗に処理するかについては、個々の工夫が必要です。

 本体の横を軽く叩いてふるい落としたり(なんと、製品のマニュアルにそうしなさいと明記されています!)、歯に付着した粉を刷毛でそぎ落としたり…という手間をかけることで、無駄なくコーヒーを集めることができますし、1つの工程として自分なりのやり方を作り上げてしまえば、それほど苦になるものでもありません。

 私は1回ごとに豆を入れ替えるという、最も煩雑なやり方で使用していますが、2回目からはそれまでのカッター式と変わらない粉飛びとなりました。粉を取り除くためにかかる時間も、カッター式とそれほど変わりません。
 どうしても多少の粉は内部に残ってしまいますが、そこは「仕方ない」と諦めることが重要。

 広い心で(?)おいしさを追求する…。
 購入して非常に満足なグラインダーとなりました。やはりおいしいコーヒーは正義です。
 皆さんも是非試して見てはいかがでしょうか?

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