iPhoneSE2が低価格で継続販売される?
iPhoneSE3が「37,800円」という非常に戦略的な価格で販売されるのではないか…という情報を先日お伝えしました。
デザインは代わり映えしませんし、今時ホームボタン式のTouch IDですが、チップが最新になる上に5Gまで対応した上でのこの価格なのであれば相当に魅力的です。
この価格帯で本当に出てくるのであれば、Appleにとってはこれまではない価格帯での新型iPhoneの展開となりますので、非常に楽しみな端末が出てくるな…と考えておりました。
しかし…。
なんとそれだけでは無く、iPhoneSE2を大幅にプライスダウンして継続販売するという仰天プランをガーマン氏が提案しています。
実現したらiPhoneのシェアが相当上がるのでは?
「24,800円」の衝撃!
記事によると、
Bloombergのマーク・ガーマン記者がニュースレター「Power On」で、iPhone SE(第3世代)を発売するこの機会に、AppleがiPhone SE(第2世代)を現行から半額程度に値下げして販売することで、新興市場を獲得できるほかiPod touchの置き換えにもなると提案しています。
ということです。
ガーマン氏は「199ドル」(24,800円)を提案しています。
Appleのシェアが伸びきれない東南アジア、南米等の新興国では100ドル台のスマホが主流ということで、どうしても割高になってしまうiPhoneには手が届かないという事情があるようです。
もし「199ドル」が実現したなら、世界中でiPhoneのシェアが急増するかもしれませんね。
ただ、Appleが重視する利益率は下がることになるでしょうから、このガーマン氏の提案を実現されるためにはAppleの販売戦略を大幅に軌道修正させなくてならないでしょう。
でもまあ、出ないでしょう
でもまあ、出ないでしょうね。199ドルiPhoneは…。
これまでのiPhoneSEシリーズが掲げてきた「399ドル」というラインは、Appleからしたら最低ラインなのではないでしょうか?
Appleがこれまで堅持してきた利益率を下げてまで低価格のiPhoneを世に出すことは、前述したような販売戦略上の問題もあるでしょうし、「iPhone」というネームバリューを低下させてしまう可能性が高いです。
もちろん優れた製品であるからこその高価格なのですが、それ故に「Apple」というブランドに憧れをもってiPhoneを購入したいと考えているユーザーも多いはず。
そしてその考え方がこれまで受け入れられているところに一気に価格を下げた機種を登場させることは、いくら価格によるターゲットが異なるとはいえ、非常に危険を伴う行為だと考えます。
また、ガーマン氏が言うように、販売店では値引きされている…という側面はあるかもしれませんが、その値引き分を被るのは販売店でありキャリアになるでしょう。
しかし、本体価格を下げてしまったら、それこそAppleの取り分が少なくなってしまいます。
そんなおいしくもない話、Appleが乗るとは到底思えません。
また、いちAppleユーザーとしても、超廉価版iPhoneには抵抗があります。皆さんはどのようにお考えでしょうか?