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M2MacBook Airから見る「AppleSilicon Mac」の行方〜冷却ファン、メモリ、SSD…〜

M2MacBook Airから見る「AppleSilicon Mac」の行方

 M2搭載のMacBook Airが発売され、実機のレビューも出回ってきました。

 今回、デザインが一新されたわけですが、レビューを観ると概ね好評のようですね。
 個人的にはこれまでのくさび形のデザインが好みです。伝統を感じますし、他のPCとは一線を画すAppleの尊厳のようなものを感じるからです。画面の開閉に関しても従来の方がしやすいようですし、持ち運びの際にも厚みのある方を下にして抱えた方が安定する等、細かい使い勝手もくさび形デザインの方が優れている面が多いと考えます。

 まあ、結局は好みですが…。

 そして、肝心なのは実際に使用する上での性能です。
 ここまで、「13インチMacBook Pro」「MacBook Air」と、2機種のM2搭載機が発売されており、そこから見えてくることが今後のMac選択の上での参考になるように感じ、まとめてみることにしました。

 

Apple Siliconを活かすスペック選択

 まずはいつもの「Appleが大好きなんだよ」さんの動画をご紹介。いつもどおり、かなり詳細にレビューして下さっております。

 

 これらの動画を観て分かること…。そこに「AppleSilicon Mac」の選択の秘訣があるように感じました。

①Apple Siliconになっても熱暴走には注意

 IntelMacにおいても、特にMac Book系では「サーマルスロットリング」による性能低下が大きな問題になるケースが目立ちました。

 Apple SiliconはIntelチップに比べて温度上昇が緩やかである…ということが大きな売りであったため、この部分の改善に期待されていたわけですが、M2になって処理性能が上がったことで、冷却ファンを内蔵しないAirが高負荷時には性能が低下することが分かってきています。

「Airでそれほど高負荷の作業は行わないだろう…」
という大前提があるのかもしれませんが、同一チップを搭載していながら性能に差が出ることを前提に売られていること自体に違和感があります。

 だったら、13インチProの筐体もAir同様の新しいものを与えてくれたら良かったのに…。高性能モデルに旧態依然のデザインを強いる…というやり口には賛同できません!

 そして恐らくは、今後のApple Siliconにおいてもこの熱問題は存続するものと思われます。

②メモリはこれまで以上に要求される

 これまでのMacにおいては、
「メモリが少なくてもそれなりに動作する」
という認識でした。

 しかしM2機に関しては、メモリが少ないとSSDへのスワップで性能が大きく低下する…という現象がこれまで以上にクローズアップされています。

 「8GB」では不十分で、「16GB」が標準になっているように感じますし、できれば「24GB」が望ましいのではないでしょうか?
 というか、「32GB」の設定がないのが不思議なくらいです。

 Apple Siliconになり、GPUとメモリを共有しているわけですので、M2になってNeuralEngineを搭載したとは言え、これまで以上にメモリ量を要求されるのは明白です。
 今後は「できれば32GB」…と言われる時代に突入していくのでは?

③低容量SSDには要注意

 予想通り、13インチPro同様にAirでも256GBモデルは「ハズレ」でしたね。
 SSDチップ数が256GBだけ1枚になっているという構成がAirでも継承されたためです。

 このように、できるだけ安く上げるために下位機種を選択する…という選択は非常に危険になってしまったわけで、このような機種構成が今後も続くようであれば、ある程度以上の機種を選択するしかありません。
 発売直後に安心してモデル選択がしづらくなってしまいました。

 他のPC以上に「できるだけ早く手に入れたい」という熱狂的なファンが多いApple製品においてこれはいただけません。
 Appleとユーザーの信頼関係に水を差す悪行だと私は感じています。

 安心してオプション選択ができない…というモデルはこれっきりにしてもらいたいものですが、さて今後はどうなるでしょうね?

④カメラ等の周辺部の心配は残る

 Airの1080pカメラは、非常にノイジーなようです。
 解像感はあるようですが、総じて見ると13インチProの720Pカメラの画質の方が良好に見えるのは明らか。

 Studio Displayでもミソを付けたカメラですが、Appleは何も学習していなかったようで情けないです。

 今回はキーボードは問題無いようですが、これまでのMacBook系のキーボードの歴史を振り返ると、今後問題が発生しないという保証はありません。

 というか、周辺部の機器に関しては「何かしらやらかすのでは…」という心持ちで見つめていかなくてはならないのではないかとも感じます。

 

 そろそろトータルとして洗練させて欲しいところですよ、Appleさん!

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