Apple Watchの「未来」、どこ行った?
数年前までのApple Watchには、まだ「未来」が詰まっていたような気がします。
「OLEDの次のディスプレイ"MicroLED"の初搭載」
「Touch ID機能の搭載」
あたりがその代表格でしょうか?
まあ、その頃からヘルスケア方向に振っている感じはありましたし、その他の「できること」のスピード感自体は鈍化している印象が出始めていましたが、ハードウエア的な部分での伸び代は感じられていたわけです。
しかし、ここ数年はその「伸び」が感じられません。
Series8では画面の拡大とディスプレイのガラス処理の変更がなされ、外観の印象は変わりましたが、新しい機能の搭載には至らず…。
さてさて、Apple Watchのハード面での未来はどこに行ったのでしょうか?
Apple Watchの「Touch ID」どこ行った?〜未来が見えないApple Watch〜
#AppleWatch #TouchID #Series8
https://www.oyazi.site/entry/2022/07/21/070000
「Touch ID」はサイドボタンに?
上掲の記事では、Apple WatchにTouch IDを搭載するための特許に関する話題を取り上げています。
しかしこれは決して目新しいものではなく、特に数年前までは頻繁に話題になっていたものです。
「デジタルクラウンに…」「サイドボタンに…」「ディスプレイ内に…」等、そのアイデアは様々でした。
さて、現状を考えたときに、どのアイデアが最も実現に近いでしょうか?
本来であれば、「ディスプレイ下Touch ID」が最も望ましいでしょう。手元のWatchに指先ポン…で認証が終了です。スマートこの上ありませんし、指の動線から考えても最も効率的。
しかし…。
iPhoneへの「スクリーン下Touch ID」搭載が怪しくなっている今、Apple Watchにだけこの機能を搭載するような効率が悪い仕事をAppleがするとは到底思えません。
まあ、無いでしょうね。
となると、側面のボタンを活用してのTouch IDになります。
デジタルクラウンは側面の面積が小さいこともあり、精度ということから考えると不利になるかもしれません。また、将来的に考えると、「突起」になっているデジタルクラウンが残るのか、消えるのか…という話題にも繋がりますので、ここもないかな?
やはり搭載するのであれば「サイドボタン」なのではないでしょうか?
iPhoneSE3、iPadに搭載されているTouch IDボタンの形状とも似ていますし、ボタンの位置的にも問題は無いかと。
いつ頃?
争点は、このときのホームボタンが「物理的」なものになるのか、iPhone7以降のホームボタンのように「擬似的」なものになるのかです。
現状は「物理ボタン」なのですが、将来的にはTaptic Engineを搭載した感圧式センサーにしてもらいたいものです。防水性も高まるでしょうし。
しかし…。
電源ボタンと兼ねるとなるとそれは無理なのでしょうか?
いずれにせよ、最近のApple Watchは、技術的な閉塞感が非常に大きくなっており、なかなか明るい未来が描けなくなっているように感じます。
WatchOSの進化にごまかされていますが、そろそろ本体側の大きな進化が欲しいところ。
近い将来のTouch ID搭載を期待したいところです。