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日本のApple神話に急ブレーキ? 売上15.7%減の衝撃にはからくりも…〜円安の影響はこれからが本番〜

日本のApple神話に急ブレーキ!

 本ブログでは、急激な円安によってAppleデバイスの売れ行きにブレーキがかかるのでは…ということを懸念してきました。

 それは現行品の売上げだけでなく、iPhone14シリーズを初めとする今後の新製品全てに繋がるものです。
 特に今後の製品は、世界的な状況が加味されてベース価格そのものが跳ね上がることが予想されており、日本のユーザーにとっては二重の苦しみであるわけで…。

 そんな中…。
 Appleが2022年4〜6月の業績を発表しました。

 日本、かなりヤバいように見えますが…。

円安の影響はどの程度?

 記事によると、

Appleは現地時間7月28日、2022年度第3四半期(2022年4月〜6月)の業績を発表した。総売上高は830億ドルで前年同期比2%増。iPhone部門、サービス部門の売上高は第3四半期の記録を更新。急速な円安の影響で、本の売上高は15.7%と大幅に減少

ということです。

 各部門と地域別の売上は以下のようになっているようです。

 世界的には噂通りにiPhoneの売上が好調のようです。
 まあ、iPhoneが好調というかAndroidが不調というか…?
 この傾向がこれからも続くかどうかが、9月登場のiPhone14シリーズの売上に影響することは必至でしょう。

 売上を大きく落としたのはMacです。
 4〜5月、中国のロックダウンの影響が直撃したのがMacでしたね。14/16インチのMacBook Proのオーダーも順調、かつMac Studioも発売された時期でしたので、本来であればこのような落ち込みはなかったでしょう。

 そんな中で気を吐いたのが「サービス」ですね。ロックダウン等の影響を受けづらい分野の伸びは、Appleが今後この分野に注力してくることを予想させます。

 そして…。
 最も注目すべきは各地域別の売上。
 iPhoneの売上が急伸している中華圏での売上が微減しているのはちょっと意外でしたが、それ以外の地域では伸びています。iPhoneの売上が相当効いているようです。

 しかし、数値的に見ると日本は目も当てられない状況です。
 「15.7%減」は衝撃的。
 その理由を考えた時に真っ先に頭をよぎるのは「円安」なのですが、冷静に考えるとMacBook Pro登場時にMacの値上げがあったのが6月。iPhoneの値上げは7月に入ってからです。
 今回の統計は「4〜6月」の収支ですので、円安だけが売上減の理由ではないようにも思えます。

 もしかすると…。
 日本での売上をドル建てで計上すると、ドル高円安の為替レートの影響を受けて数値としては少なくなってしまう…ということも考えられますね。となると、円建てで考えるとそれほど変わっていないという可能性も出てきます。

 中国ロックダウンの影響で「買いたくても買えない」という状況が続いたことが影響しているかもしれませんが、実際はどうなんでしょうね?
 他の地域がさほど影響を受けていないことが気になりますが…。

 

円安の影響はこれからが本番

 となると、日本における円安の影響が出てくるのはこれからが本番であると言えますね。

 Macの値上がりぶりには驚きを隠せませんし、モデルチェンジ直前なのに大幅に値上がりしたiPhoneがバカ売れするとは到底思えませんので、7〜9月期の売上は驚愕の下がりっぷりになってもおかしくありません。

 そして、勝負は9月以降。
 iPhone14はどれだけ日本で売れるのか?
 今回の傾向を考えると、Appleが考えている以上に売れないのでは…と感じます。

 ベース価格が15万円になるiPhone…。
 日本のiPhone神話が崩れていくかもしれません。

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