カスタム/CUSTOM/でいこう😎

50おやじが,お気に入りについて気ままにつぶやくページです。

iPad、OLED搭載への現在位置〜MicroLED、MacのOLED化は随分遠い〜

iPad、OLED搭載への現在位置

 本ブログでは以前から、Appleデバイスにおけるディスプレイの進化という点に注目してきました。

 ただ、残念なことに当初の予定よりもその実際の進化は遅れている…ということだけは事実です。

 現状を考えると、

〇iPhone→LCD液晶のSE意外はOLED(有機EL)
〇iPad→iPad ProはMiniLED、それ以外はLCD
〇Mac→MacBook Pro14/16インチはMiniLED、それ以外はLCD
〇Apple Watch→OLED
〇ディスプレイ→Pro Display XDRは恐らくMiniLED相当(Appleが明言していないので、何かが充当していない可能性あり?)、Studio DisplayはLCD

となっています。

 数年前の予想であれば2022年中にOLEDのiPad登場…という噂がありましたので、ディスプレイの世代交代はお世辞にもうまくいっているとは言えないようです。

 しかし、ひっきりなしに将来の見通しに関する情報は出てきますので、Appleおよび業界がディスプレイの研究にいそしんでいることは事実のようですね。

 そんな中、9to5MacにAppleデバイスのディスプレイにおける展望に関する記事が来ています。

iPad、MacはOLED化を目指す!

 この記事は、ミンチー・クオ氏、ロス・ヤング氏といった有名アナリストの情報を基に組み立てられています。

 初期段階では「2022年にOLEDのiPad」が登場するといわれていたがこれは実現できず、現在では「2024年にiPad Pro」「2026年にMacBook」にOLEDが初搭載されるとしています。

 その理由として記事では「コスト」の問題を取り上げています。この時期とになるとようやく値段が落ち着いてくるということなのでしょう。
 まあこのコストに関しては、生産上の「歩留まり」という意味が大きいと考えます。生産技術が上がり、製品として実際に使えるものとして仕上がる割合が高くなることがコストの削減に繋がる…と考えるべきでしょう。

 MiniLEDに関してもこの歩留まりが上がらないことが価格に繋がっているようでしたので…。

 

そして… 問題はその先

 そして、未来はOLEDの進化版「MicroLED」へと繋がっていきます。
 従来の液晶(LCD)の進化版が「MiniLED」、OLEDの進化版が「MicroLED」であるということは過去記事を参照していただきたいのですが、この「MicroLED」に生産には相当に苦労しているようです。

 恐らくはOLEDの場合と同様に、「Apple Watch→iPhone」という流れで登場してくることになるのでしょうが、現在のOLEDを考えるとこの技術がiPadやMacに反映されるようになるのは相当な年月がかかりそうです。

 やはり実際にデバイスに搭載するとなると、効率的な生産性、歩留まり、製品の安定した動作等、試作段階とは桁違いの足かせが出てくるでしょうから、我々が考えている以上に難しい問題なのかもしれません。

 iPhone14 Proには、従来のOLEDの素材の進化版を採用するという情報がありました。

 一気に次の世代へ…と進めない現状がここにあります。
 この「ディスプレイ」という分野、非常に奥が深く、想像以上に難しい分野のようです。

 

 以前から述べている、「LCD→MiniLED」「OLED→MicroLED」という2つの異なる技術系統のディスプレイをどのように使い分けていくのか…という部分に関しては、Appleからの明確なアナウンスが欲しいと考えます。

 どの製品をどのタイミングで購入するか…ということに関して、Appleはもっとユーザーに情報提供してもいいのでは…と考えています。

スポンサーリンク