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Appleの「脱中国」がようやく動き出す?〜ベトナム、インドでの製造の噂〜

Appleの「脱中国」がようやく動き出す?

 Appleにとって、今年前半のコロナウイスルにより影響は悪夢ともいえました。

 MacBook Pro14/16インチはバックオーダーを抱えて絶好調でしたし、Mac Studioも発売されたばかりでした。

 サプライヤーの影響も大きかったでしょうが、特に目に見えて影響が伝わってきたのが上海のロックダウンによる輸送ストップ。

 製品は出来上がって上海に集まっているのですが、引き渡されたヤマト運輸が身動きとれない状態…。

 当時は、「お届け予定日」がどんどん後ろ倒しになっていく…という嘆き節が方々でつぶやかれました。

 現代社会の利便性は危険と隣り合わせ…ということをまざまざと感じた出来事でしたね。

 この中で非常に気になったのがAppleの「中国依存」。
 この危険性についてはかなり以前から言及されていましたが、遅々として具体的な対策がとられなかったことが禍し、Appleも大きな被害を受けることになりました。

 そして…。
 ようやくAppleの具体策が見えてきたかな?…という記事が来ています。

 

以前から噂になっていたベトナムへ…

 記事によると、

経済日報が、Foxconnがベトナムに3億ドル(約411億円)を投じて新工場を建設すると報じた。同社はベトナムで、MacBookシリーズの製造を開始するとみられている

ということです。

 Foxconnがベトナム工業団地の土地のリース契約を締結、今後は「3億ドル」を投じての新工場建設へと進むようです。
 同時に「3万人」の従業員を雇用…ということで、かなり大規模な事業展開を狙っているようですね。

 Nikkei Asiaが8/17に、「Apple WatchとMacBookの試作開始」という一報を出している…という記述もあり、プロジェクトはすでに動き出しているようです。

 これまでMacBook系の製造は中国…という印象が非常に強かったのですが、もしかすると今後は徐々に拠点が他の東南アジアの国々へと移っていくのかもしれません。
 ベトナムの名前もこれまでも噂に上っておりましたので、これまで計画されていたものがいよいよこれから動き出す…ということなのでしょうか?

 

脱中国、急ぐべき!

 これまでは、生産コスト(特に従業員の賃金面)、部品調達等のインフラ、製品搬送等の地理的側面等、様々な面で中国が最も望ましい生産拠点とされてきたのだと思われます。

 しかし、すでに中国労働者に対する賃金はかなり上昇している…という話も聞きますし、コストの面でのメリットは薄れているかと…。

 また、米中の対立の中で、あまりにも中国頼みなのもAppleにとっては大きな懸念点であるはず。

 更に、今回のコロナのような「有事」の際、あまりに1カ所に拠点が集中してしまっていては「売りたくても売れない」という致命的な事態に陥ってしまうことを、Appleは身をもって理解したのだと思われます。

 

 iPhoneに関しては、今年に入ってインドでの生産の話題が複数上がってきています。
 これに加えて今回のベトナムでのMac系製造の話題。

 もしかすると、今後、これまでAppleが画策してきた「脱中国」への動きが目に見える形となって報じられることが増えてくるかもしれません。

 いい傾向なのでは?
 危険の分散…。Appleのような巨大な企業にとっては非常に重要な危機管理体制だと考えます。

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