「AirPods Pro2」について考える ロスレス/ハイレゾ非対応は…
2022年9月のAppleイベントで購入を決めたデバイスに関して思いを語っております。
ここまで、「Apple Watch Ultra」「iPhone14 Pro」について書かせていただきました。
今回は「AirPods Pro2」のお話。
まずもって、初代から「約3年」は待たせすぎです!
ノイキャンの効きやAppleデバイスとの連携の面での強さは相変わらずでしたので、Appleとしては「新機種を出さずとも戦える」と判断したのかもしれませんが、世のノイキャンイヤホンが大きな進化を遂げている中ですので、いささか遅きに失した感は否めません。
それ故…。
特に音質に関しては噂になっていた「LC3対応によるロスレス/ハイレゾ対応」に期待していたのですが、イベントでのアナウンスは全くありませんでした。
大いに失望しました。
AirPods Proの最大の課題は音質でしたので、新コーデックの対応は最重要課題だったわけですが、こうなってしまうとこれからも「AAC」で行くということなのでしょう。
まあ、Appleのイヤホン・ヘッドホンに絶対的な音質を求めること自体が厳しい…ということは分かっているのですが、それにしても自前のApple Musicがロスレス/ハイレゾ対応しているのに純正のイヤホン・ヘッドホンが未対応…というのは筋が通らないような気もします。
ただただ残念です。
ノイキャン性能「2倍」って本当?
全く逆に、楽しみでしょうがないのが「2倍」の性能をもつようになるという「ノイズキャンセリング」です。
本当でしょうか?
現行のAirPods Proでさえ、登場3年を経てもイヤホンとしてのノイキャン性能はトップだと考えています。
そのノイキャン性能が2倍ってどういうことでしょう?
考えられるとすれば、初代では意外と普通に入ってくる「高音部」を低音部並みにカットする仕様になっているとか?
初代のノイキャンに関しては、発売当初非常に強かった効果が、ファームウェアアップデートでスポイルされた…ということがありました。
当時は、「あまりにノイキャンが効きすぎて、Apple側が自制したのでは?」という噂がたったのを記憶しています。
とにかく、Apple側が、
「何を規準にして効果2倍」
と主張しているのか…が気になって仕方ありません。
是非とも早く自分の耳で確かめたいところです。
もし本当に驚異的なノイキャン性能を有しているのであれば、もはやそれだけで新型の存在価値があるでしょう。
LC3は「Max2」に期待?
今回、
「一緒に登場するのでは?」
と考えていた「AirPods Max2」については何のアナウンスもありませんでした。
もしLC3の新コーデックに対応するのであれば「同時投入」が望ましかったでしょうが、非対応であれば今回の結果に納得です。
とすれば…。
数ヶ月後にAirPods Max2がLC3に対応して単独で登場…ということがありうるかもしれません。
LC3に関しては、Android機への実装が始まっていますので、Appleとしてもうかうかしていられない状況なのでは?…と思うのですが。