WatchOS9で「カレンダーアプリ」の表示機能が鬼進化
時刻確認はもちろんのこととして、Apple Watch最大の利点は、
「手元で各種情報を手に入れられる」
ということに尽きます。
それらの情報の中でも毎日撮っていいほど活用するのが「カレンダーアプリ」。
日付、今日・今後の予定、月間カレンダー等、コンプリケーションに配置したり、アプリを起動させて確かめたりと、特に「使っている」という意識を払わずに活用しているユーザーは非常に多いでしょう。
しかし、これまでのWatchOS版「カレンダーアプリ」は、月刊表示にしても週表示にしても、表示できる期間がそれぞれ「1ヶ月」「数週間」と、中・長期的な予定を確認するにのは非常に物足りないものとなっていました。
しかし…。
WatchOS9では、この部分に非常に大きなアップデートがかかっています。
お恥ずかしながら、「Apple Watch Ultra」で興奮していた私は、この部分をうっかりと見過ごしてしまっており…。
先日、
「あわわわ…、遙か未来の予定が表示されるようになっている!」
と泡を吹いた次第です。
過去6週間と今後2年間
まずもって、WatchOS9のカレンダーアプリでは、「過去6週間と今後2年間」の予定を表示できるようになりました。
何ですかそれ?
あまりに一気のジャンプアップに開いた口が塞がりません。
心の中で、
「やれるんだったらもっと早くやってくれ…」
とつぶやいたことは内緒です。
まあ、「リスト表示」「日表示」で『1年先』という予定の確認をApple Watchで行うことはないでしょうが、数ヶ月先までスクロールして確認する…ということは現実的に考えても十分にあり得ます。
そして、中・長期的な部分でありがたいのは「月間表示」ですね。
上下にスワイプするとどこまでも続くかのように、しれっと月間カレンダーが表示されていきます。
右上には現在の時刻が表示され続けるというおまけ仕様付き。
これは便利です。
しかも、月間表示の際にチェックしたい日付をタップすると「日表示」→「リスト表示」へと表示が切り替わっていくため、単純な表示確認ではないスケジュール運用が行えます。
これまでは、数ヶ月分の月間表示が欲しいために「scCalendar」というアプリを使っていましたが、毎月月初めに同期を要求されるのが気になっていたので、一気におさらばできます。
予定の入力もお手のもの
また、WatchOS9になり、入力機能が非常に充実しました。
なんといっても、日本語キーボードが採用されたのが非常に大きい。
これまではSiri経由での音声入力しかできなかったわけですが、声に出して入力するのははばかられる場合もあるわけで…。
しかもこれらが、前述した長期間にわたるスケジュール管理と融合するわけで、これでiPhoneが手元にない場合の即時スケジュール入力が非常に楽になったと言えそうです。
また、アプリの内容表示においては、Apple Watch Ultraの大画面が大いに活かされることになります。
何故か時計盤面での表示は大きくなっていないのに、アプリを開くと大きく表示されるんですよね…。Ultraの2代目はこのあたりも改善していただきたい!
盤面が「フラット」ということも、こと「入力」に関しては有利になっています。
いや〜、快適快適!