「ProGrade Digital」が値下げの動き!
為替の動きに変化が見られます。
米国内の物価指数の動きや、日銀による実施的な利上げの動き等もあり、円高傾向に振れ始めました。
一時期「1ドル=150円」を突破した際には、
「この先200円時代が来る」
と唱えたエコノミストもおりましたが、現状そのような悪夢とは逆の方向に向きつつあるのでしょうか?
ガジェットファンからすると、特に「購入面」を重視した際に「円安」は非常に困ります。
特に2022年は、その煽りを受けた年でした。
Apple製品の値上げが続き、「円安」を思い知らされた年になりましたね。
そんな中…。
こちらも昨年値上げをしていたProGrade Digitalのメモリーカードが値下げされるようです!
しっかりと為替の状態を反映されようとする姿勢に拍手です!
Appleの反応やいかに?
記事によると、
ProGrade Digitalは1月12日より、一部製品の価格改定を実施。為替の変動に対応し、対象商品を値下げした。2022年11月2日価格変更時は「$1=146円」を基準としていたが、新価格は「$1=132円」を基準に変更している。一方で日本向け戦略製品として、米国価格よりも低い価格設定をしている製品の価格は据え置きで販売を継続する。
ということです。
こちらが製品ラインナップ。
「$1=146円」を基準としていたものを「$1=132円」へ…という、タイムリーな価格変更は非常に有り難いですね。
玉に傷なのは、高性能ミラーレスカメラで欲しい「COBALT」に値引きが対応されていないこと…。
元々米国よりも価格設定が低かった…ということで、致し方無しか?
問題は…。
今回のProGrade Digitalの動きに、他業種、他メーカーが反応するかどうか?…です。
個人的なことでいえば、Apple、Canonですね。
2022年、Appleは複数の段階を踏んで着々と日本国内での価格を上げてきました。
それはもう情け容赦ないほどに…。
Apple製品、特にMacにおいては、一連の流れの中で従来の製品がいきなり値上げされた…というイメージが非常に大きかったと記憶しています。
そのため、旧機種となったM1搭載MacBook Airまでも価格アップしたり、整備済品がそれまでの新品よりも価格が高くなったりと、納得できないような価格体系になったしまった面がどうも腑に落ちないことも…。
どうしても、
「前だったら〇万円も安く変えていたのに…」
と比較してしまうことが個人的に多く、すっきりしないことが多かったんですよね…。
値上がり後の価格を見ても、まだAppleは日本に「おまけ」をしてくれている部分があるようにも思いますが、「値上がり前」を知っている側からすると、以前のお得感のあったレートで価格設定してくれないかな…と願ってしまいたくなります。
さて、今後も円高傾向が続くとすると、Appleはどう動くのでしょうか?
新型MacBook Proの発表時期が狙い目?
恐らくAppleにしても、ある程度のAppleデバイス販売の規模があり、世界で最もiPhone使用比率の高い日本は重要な相手と見ているはず。
個人的には、3月(延期になったという説も出ていますが)とも言われる「M2 Pro/Max搭載 新型MacBook Pro」の登場時がひとつの狙い目かな?…と考えています。
その時期までに「$1=125〜120円」程度にまで円高が続いているのであれば、新型MacBook Proの投入をきっかけにMac全体の日本での価格を引き下げる…という戦略はあり得るかと…。
特にMacは価格が高いだけに、為替の影響をもろに受けてしまいます。
日本ではiPhoneの使用率は異様に高いのに、併せてMacを使用するユーザーが少ない…という非常に残念な状況もありますので、そんなユーザーにMacをアピールするためにも「戦略的値下げ」は効果があると思うのですが…。