M2 Pro/MaxのGPU性能は「30%超」もパワーアップ!
前回は、新チップ「M2 Pro/Max」のCPU性能および、M2 ProのGPU性能の情報をお届けしました。
CPU性能に関してはシングル、マルチともにM1系よりも格段に進化していました。
この部分だけを見ると、M2 Proも「M1 Max」を超えているわけで、単純な作業の瞬発力には相当期待できそうです。
となると、問題はGPU性能…ということになるのですが、早速M2 Maxのスコアも出たようです。
「30%超」の性能アップと、こちらも納得の数値になっています。
マイヤーアップデートでここまでやれるとは…
記事によると、
M2 ProチップとM2 Maxチップのグラフィック性能を計測したGeekbenchベンチマークデータが公開された
ということです。
まずもってこの情報より前に公開されていたM2 MaxのCPUベンチマークのスコアがこちら。
予想通り、M2 Proと同等(ほんのちょっとだけMaxが上)という結果ですね。シングルがついに2,000の大台に乗りました!
さて、本題のGPU性能がこちら。
う〜む、恐るべしM2 Max!
「19コアGPUを搭載したM2 ProチップはM1 Proチップに比べて32%増、38コアGPUを搭載したM2 MaxチップはM2 Proチップに比べて34%増」
ということですので、なかなかやるものです。
私の48Core「M1 Ultra」のMetalスコアが「92,711」ですので、肉薄です。
CPUとの連携を考えたら違いが分からないかも…という感じですね。
まあ、Mac Studioは冷却性能が断然違いますので総合的にはまだ逆転現象は起きないでしょうが、「M3 Max」では完全に超されそう…。
それにしても…。
「マイナーアップデート」とされ、性能的にはそれほど期待されていなかったはずのM2系の踏ん張りには驚きです。これだったら、「買い換え」の十分な動機になり得ますね。
Ultraはではなく、Maxを2世代ごとに…
最高峰と言われるチップでも、2世代もすると性能的に追い越される…。
今回の改定でそんな未来が見え始めました。
昨年の3月にMac Studio、しかもM1 Ultraに飛び込んだ私ですが、そのこと自体には全く後悔がありません。
ただ、今後を考えたときに、
「パフォーマンスを求めたとしても、最高峰チップではなくMaxを2世代ごとに買い換えると幸せになれるのでは?」
と思い始めています。
M2 Maxは、すでにかなりのパフォーマンスを求めるユーザーにとっても、「必要十二分以上」と言えるチップに成長しました。
これでいいのでは?…と思います。
問題は、「Mac Studio」の存続ですね。
やはりデスクトップで、しかも冷却性能を万全にした筐体で「M〇 Max」を使いたい…。
3月に「Mac Studio」の後継機が出てくれると有り難いのですが…。