2022年、中国国内販売シェアでiPhoneが飛躍!
2022年のスマホ販売に関しては、弱含んだ情報ばかりが飛び交っていたような気がします。
そもそもコロナ禍での供給体制に問題がありました。
Appleでも、工場の製造停止、デモの影響等、大きく報じられたことかありましたね。
また、「スマホ購買意欲の低下」ということも問題となりました。
これまでは世界中でスマホに対する購買意欲が旺盛であり、特に低所得者向けの格安のスマホを売れていた影響で、中華系スマホメーカーの成長が著しい期間が続きました。
しかし、「スマホが欲しい」というユーザーの殆どが何らかのスマホを手にしたことで、明らかに「一周回った」…という時期に入ってきたわけです。
そんな激動の2022年でしたが、中国国内でのスマホ販売において「異変あり」という記事が来ています。
中国国内で「2位」に!
記事によると、
調査会社Counterpoint Researchのデータによれば、Appleは昨年中国スマホ市場で2番目に大きなシェアを獲得し、大手ベンターのOPPOのシェアを凌駕した
ということです。
2021年との比較がこちら。
なんと、「4.7ポイント差」があったOPPOをかわし、Appleが中国国内NO.2の地位を占めたのです!
しかも、1位のVIVOに「1.2ポイント差」に迫る伸びですね。
HUAWEIから独立を果たしたHONOR以外はほぼシェアを減らす中、シェアを拡大させながら2位まで上りつめたことに驚きを感じます。
以前、HUAWEIとの経済戦争が盛んだったことには、iPhoneの不買運動が起こっていたほど。
しかしApple、現在では確実に中国での足下を固めたようです。
これをどう考えればいいかですね。
まずもって、月日が過ぎ、以前よAppleの印象がよくなってきたこと。
また、機種変等で「次」を購入する際、経済的に豊かになってきた中国においては「Apple」というブランドがステータスになっているのではないでしょうか?
だとすれば…。
Appleは、今後も特に中国での販売に関しては強みを発揮できるのかもしれません。
逆に、これまでのiPhone人気を支えてきた欧米組では、米国以外での値上がりも多くなってきていると聞きますので、今後じり貧になっていく可能性があるかもしれません。
それでもiPhoneだけ増える不思議…
また、驚くのは以下の資料。
2022年第4四半期の出荷台数シェアです。
ここで注目は、「年間2位」だったAppleか、ダントツの1位になっていることです。
まあ、「9月にiPhone14シリーズの発表があったから」
ということも分かってはいるのですが、「iPhone14 Plusの致命的不人気」と「上海工場のロックダウン、デモ」等の不穏な報道がある中でのこの成績は、「Appleの底力」を感じさせるのに十分です。
HUAWEIも急上昇していますが、以前の傷として「5G機を生産できない」という事情があるため、これ以上の上位に割って入ることは難しいかもしれません。