今回の「サービスキャンペーン」は、ユーザーの「ギクシャク感」問題提起の声から生まれた!
CX-60「XD-HYBRID Exclusive Sports」を購入しましてレビューを継続しております。
これまでのレビューはこちらからご覧下さい。
https://www.oyazi.site/archive/category/CX-60
今回は「リコール問題」の続報です。
先日は、いきなりCX-60のリコールの報告が来た…ということで記事を書かせていただきました。
ここで私が問題視したのが、
「これまで散々に話題となっていた"ギクシャク問題"について、MAZDA側が正式に不備を認め、修理対象として報告したのか?」
という部分です。
「リコール」に関しては、「エンスト」「メーター非表示」という点であり、安全に直結する修理となっていました。これは、ミッションの繫がり、i-stopの挙動というこれまでの不満とは全く異なる部分です。
しかし、リコールと同時に国土交通省に提出された「サービスキャンペーン」においては、(2)に、
「エンジン制御コンピュータにおいて、制御プログラムが不適切なため、定常走行や緩加速時、また停車時に発生するエンジンの回転変動がトランスミッションに伝わり、がたつき音が発生するおそれがあります。」
という、非常に近しい内容があるのです。
このリコール問題が発生する以前に、「ギクシャク感の改善のリプロ」「ドア開閉音対策」について任意の無料改善サービスがあることを知り、ディーラーに予約を入れていることは以前の記事で書いております。
私が知りたかったのは、
「このリプロの動きと、今回のサービスキャンペーンが同意であるのか?」
ということ。
ディーラーさんにも、
「リプロ情報を聞き付けた一定の人しか改善されないような現在のシステムはおかしいのでは?」
と問い合わせていたさなかの今回のリコールでしたので、個人的に非常に気になっておりました。
ということで、「リプロ=サービスキャンペーン」なのかということをディーラーに確認していたところ、その返答が来ました。
どうやら今回の「サービスキャンペーン」、ユーザーから寄せられたギクシャク感の改善要求から生まれたMAZDA側の対応のようです。
つまり「リプロ=サービスキャンペーン」ということですね。
明確に非を認め、対応しようとするMAZDAの姿勢を評価
リコールの報を受け、
「リコール問題で、ひっそりとリプロを行おうとしていたこととごっちゃにされたくない」
ということを担当さんに伝え、この点をはっきりさせてもらえるようにお願いしていたところ、以下のような返答が来ました。
お客様から症状のご相談をいただき、声が多く集まりメーカーから改善対策のリプロが発表されたということになるのではないかと思います。今回のサービスキャンペーンで、〇〇様が感じられているがたつき感が解消されると信じておりますが、実際に作業させていただいてその結果、普段お乗りいただいてどうなったかをぜひお教えいただけないでしょうか?
つまり、「これまでのユーザー側からのギクシャク感の改善要求にMAZDAが答えた形」と、ディーラー側も捉えているということになります。今回のメールの文章からすると、恐らくはMAZDA本社からの明確な連絡は来ていないのではないかと想像されます。
しかし、今回のリコール・サービスキャンペーンの内容からすると、ディーラーとしては要望があれば行おうとしていたリプロを全対象車に広げようとする意味合いで「サービスキャンペーン」に繫がった…と捉えていることは明らかです。
リコールに準ずる「サービスキャンペーン」です。国土交通省への届出も必要な対応を示したMAZDAの姿勢を、私は評価したいと考えます。まあ、できればもう少し早ければよりよかったのですが…。
私は4/22日にドア開閉音対策も含めて1泊2日で対応していただくことになっております。
対応後のCX-60の挙動についても、後日ご報告させていただきます。