A17 Bionicのベンチマークと、iPhone15 Proのデータ転送速度の噂
4月も後半に入ってきました。Appleの年間のルーティーンを考えると、5月以降は一気に新製品に向けて動き出す時期となりますね。
6月のWWDCでOSの動向がはっきりとし(今年はRealityOSがらみで新機軸の製品発表がありそうですが)、その後は9月の新製品発売に向けて一気に動き出すことになります。今年のAppleデバイスに関しては、「3nmプロセスルール」で製造されたチップが初登場するということで、チップ性能面での動向が非常に気になるところです。
また、一部の方々の間で渇望されていた「USB-Cポート」がiPhoneに初搭載されるという見方が強く、1つの大きな注目点であることは間違いないでしょう。
そんな中…。
USB-Cとチップ性能に関する話題が来ています。さて、どうなりますことやら。
A17 Bionicにはブレイクスルーしてもらいたい!
記事によると、
AppleInsiderは、
iPhone15 ProシリーズのUSB-C端子はThunderbolt規格に対応することで、データ転送速度は40Gbpsが実現される可能性があると伝え、A17 BionicのGeekbench 6ベンチマークスコアに関する噂を取り上げ、A13 Bionic〜A16 Bionicとの比較表を掲載している
ということです。
まずもって「USB-C」ですが、
「USB 3.2 Gen2に対応し、10Gbpsのデータ転送速度が実現されると噂されていますが、はThunderbolt規格に対応した場合、データ転送速度は40Gbpsに達する」
としていますね。
「Thunderbolt3」に対応した場合には「40Gbps」まで可能…ということで、転送速度に関しても一気に向上が見込めそうですね。
さて、肝心の「A17 Bionic」の性能に関しては、以下のようなこれまでの噂を基に話が進んでいるようで…。
このグラフを見ると一気に伸び率が上がるなあ…という印象を受けますが、AppleInsiderはこの数値は「過大評価」と考えているようです。「A16 Bionicに対し10%増」程度がAppleInsiderの予想のようですね。
ただ、これはこれまでのチップ内高精細化のレベルであれば…ということだと思うのですが、「3nmプロセスの世代は一気に性能を上げる」とする見方も強いですので、私は上のグラフの数値が十分にあり得ると考えます。
以前、Mac用M3の性能予想記事も紹介しています。
この際のデータがこちら。
シングルの伸び率で考えると、このM3の伸び率もA17 Bionicのこれまでの予想と同様に大きくジャンプアップしています。ということは、やはり3nm世代の性能はこれまでのApple Siliconよりも急激に性能が向上する…と考えてもいいのではないでしょうか?
これまでも、チップ性能という絶対的な強みで信頼の礎を築いてきたのがAppleデバイスでした。この伝統を今後も死守できるのか、その実力を早く知りたいものですね。