iPhone15シリーズのバッテリー容量アップは「積層型バッテリー」によるもの?
先日、iPhone15シリーズのバッテリー容量がこれまでよりも大幅に増加する…という記事をご紹介しました。
筐体のサイズが大きく変わっていないのにバッテリー容量が増える…。
この点が疑問だったわけですが、どうやら「新技術導入」の賜である可能性が出てきました。
「積層型バッテリー」登載?
電池持ちは正義!
記事によると、
Appleは、iPhone15シリーズに搭載するバッテリーとして新方式となる積層型バッテリーを導入することを決定し既に発注していると、リーカーのRGcloudS氏(@RGcloudS)が伝えた
ということです。
「積層型バッテリー」とは、その名の通り、薄型のバッテリーパーツを平らに何層にも積み上げて構成されるバッテリー様式のことのようですね。
これまでは重ねた基板をねじ曲げるようにしてコンパクトに収めていたものを、板状に重ね合わせる形状のままで形成されるため、容量確保という面で効率がいいのではないでしょうか?
構造図を見ると、極薄の1枚1枚のバッテリーごとに電極が付いており、それらを束ねるようにして電気を取り出す仕組みになっているようで、恐らくは技術的に高度なものなのでしょう。
記事によると、
「積層型バッテリーでは、エネルギー密度が最大10%向上する。」
としています。
これ、以前公開された15シリーズのバッテリー容量増加分と重なる数値です。今回の情報、非常に説得力のあるものになっています。
充電速度もアップ?
また、更に気になるのが、
「積層型バッテリーは充電速度を速めることができる」
という記述。
なんですか、それ?
いいことづくめじゃ無いですか?
3nmプロセスルールで製造されるA17Bionicは、これまでよりも省電力性が高まっていることが予想されます。これに加えてバッテリー容量が増加することで、iPhone15シリーズの駆動時間の大幅向上が期待できますね。
加えて急速充電に拍車がかかるなんて…。
目に見えるような性能向上…ということではありませんが、もしかするとiPhone15シリーズの最大のウリが「バッテリー周り」になる可能性も考えられますね。