上位5社ではAppleのみ前年同期比でプラス
以前に、「2023年1〜3月の世界PC出荷台数」の結果において、Appleの「大幅減」という衝撃的な結果になったことをお伝えしました。
あまりに減少率が大きかったこと、そしてその要因として「M2 Pro/Maxの不人気」という実態があったため、Apple Siliconの今後を危惧しておりました。
そんな中…。
この度、2023年4〜6月の世界PC出荷台数のデータが公表されました。
Appleは回復基調?
記事によると、
2023年第2四半期(4月〜6月)の世界PC出荷台数において、上位5社で前年同期比の数字がプラスとなったのはAppleのみであることが、調査会社IDCの調べで明らかになった
ということです。
以下のような資料も提供されています。
なんと…。
上位5社中、アップルのみがプラス成長となっています!
前期が異様なほどに低調だっただけに、
「前期は供給不足等、何らかのサプライ関係の問題があったのか?」
とさえ考えてしまいます。まあ、そんな話はなかったかと思いますが…。
さて、前期の数値は以下のようになっていました。
まずもって言えるのは、「前年度比」という観点で見ると、全体的にマイナス成長ではあるものの、前期よりは殆どのメーカーが持ち直し始めている…ということです。
未だ低調なLenovo、DELLもマイナス20%ほどで、前期のような30%以上のマイナス…という数値では無くなってきていますね。
Appleで見ると、前年度同時期比で唯一プラスであったことは当然上向きですし、それ以上に「シェア」において前年同期以上の数値をたたき出した…ということは大きいですね。
Appleとしては、恐らく、「M3登載」のMacが出るまでは、影響力のある新型が投入されることは無いでしょう。
その意味からいうと、「7〜9月期」「10〜12月期」は非常に厳しい戦いになるでしょう。
しかし、M3が次世代の技術を用いる期待のチップであることを考えると、
「この時期を持ち堪えたなら、一気に Macのシェアを押し上げることができる…」
と考えます。
今後のAppleの動向については目を離せそうにありません。