2027年までにiPhoneのバッテリーが取り外し可能になるかも
今年度のiPhoneシリーズにおいては、これまでのLightning端子から念願のUSB-C端子へと変更になることが確実視されています。
世の中が急速に「USB-C化」する中でAppleは独自性を打ち出すことで収益性を上げよう…という魂胆もあるようで、そこには「奢り」のようなものも垣間見られますね。
巨大な企業であるからこそ、ユーザー目線で考えてもらいたいところです。
さて、Appleが重い腰を上げてiPhoneの「USB-C化」を行うことになった原因はEUの規制であることは周知の事実です。端子を統一することでユーザーは余計なケーブルや充電器を購入する必要が無くなるわけで、EUとしては企業側よりもユーザー側の、そして地球環境を考えた方策への転換を図ろうとしているわけです。
当然この考え方には大賛成です。
そんな中…。
EUが今度はバッテリーについての新規性を採択しました。これまでも噂になっていた"アレ"です。
iPhoneのバッテリーが交換できるようになるかもしれません。
いつも外圧があってからなんだよな…
記事によると、
欧州理事会は7月10日、バッテリーおよび廃バッテリーの持続可能性に関する規則を強化する新規制を採択した
ということです。
今回の採択の最大の注目点は、
「2027年までに家電製品に組み込まれたポータブルバッテリーはエンドユーザーが取り外し交換できるようにすべき」
ということです。
つまり、2027年以降に販売されるバッテリー内蔵のデバイスについては、全て「エンドユーザーが取り外し交換できるようになる」ということです。
現在のようにAppleから与えられた専用の工具が無ければ中を開けられないような仕組みでは不十分であり、以前のAndroidスマホのように裏蓋を空けて交換…のような簡単な手順での交換を想定しているようなのです。
現在のiPhoneはのバッテリーもちはかなり向上しているとは言え、充電が必要なケースはあるでしょうし、その際に充電器とケーブル(あるいはQi充電機)が必須というのは緊急性という面では弱いですね。交換用のバッテリーをもつことできれば、長時間駆動における大きな選択肢が増えることになります。
もちろん、デザイン性は変わるでしょうし、防水性にも課題は残るでしょうが、私はバッテリー交換できる方を取りますね。
背面ガラス処理も要りませんので、これを機に価格も下げてもらいたいと思っています。
しかし…。
この手のユーザビリティーに関しては、Apple独自…ということが非常に少なく、外部からの圧力によってしょうがなく…という動きが殆どなんですねぇ。
Appleには、自分たちの都合だけを考えるのではなく、世界的な潮流やユーザーの思いを大切にした企業運営を心がけてもらいたいと強く感じます。