M3登載Macは今年中に来る?
3nmプロセスルールで製造されるA17 Bionicが9月に登場することは確実なのですが、Macユーザーからすると、その後のMシリーズの展開が非常に気になります。
これまでも、「2023年中」「2024年前半」等、M3搭載Macの登場時期が噂されてきました。そして、そのどちらも可能性があるのだと考えます。
要は、
「M3の生産体制が整うのはいつか?」
という点なのでは?
TSMC次第…ということなのでしょうか?
Appleは "なる早" で投入したいはず
記事によると、
新しいAppleシリコンであるM3を搭載するMacが、早ければ2023年10月に発表される可能性があると、Bloombergのマーク・ガーマン記者が伝えた
ということです。
最近は、この手のリーク情報に関してAppleの統制が非常に厳しく、以前ほど確信をついた情報が出てこなくなりました。
ガーマン氏の情報自体も、それまでの様々な予想を総括したものとなることが多くなっている印象で、今回も目新しさはありません。ガーマン氏に関しては、予想が大きく外れる…ということも珍しくありませんので、まあその程度…という感じで見聞きしているところです。
今回の情報も、これまでの予想を繰り返したもの…という印象です。
2023年9月にA17Bionicが登場することは周知の事実。
問題は、Mac用のM3がそれに続けるか…ということです。
M1登場時はそれが適ったことで、一気にApple Siliconの優秀さが世に広まりました。Appleとすれば、新世代のアーキテクチャということで、一気に3nmプロセスを広げていきたいところでしょう。
これまで、「M1 Pro/Max」「M2 Pro/Max」に関しては、当初の予定よりも後ろ倒しにされて登場した…という見方がなされて来ました。また、「M2 Ultra」に関しては「M2 Extreme」の開発が滞ったこともあり、Apple Siliconの性能の頭打ち感が否めない印象が続いています。
最近の流れでいけば、M3の登場が「2024年前半」となっても全くおかしくはないのですが、これを「2023年内」に実現することができるのであれば、一気にMacが勢いづくかもしれません。
具体的にいえば、
〇2023年内→M3登場
〇2024年秋→M3 Pro/Max
〇2025年3月→M3 Ultra/Extreme
という流れが見えてきます。
これがM3の登場が2024年にずれ込むと、全ての予定が3ヶ月〜半年後ろ倒しになるでしょう。この差は大きいです。
TSMC次第?
ただ、こればかりはAppleの思惑だけでどうにかなるわけではないでしょう。
Apple Siliconを製造するTSMC次第となるのでは?
今年中はTSMCがApple優先で3nmプロセスルールのチップを製造する…という報道がされていますが、来年以降は他メーカーの製造も行うことになるようです。そうなる以前にAppleが今後の供給分を確保できるのか?…ということが大きな鍵を握ることになるのかもしれません。
最近は、大方の予定よりも「遅れて登場」となることが多いMac製品です。
ここで一気にスカッとするようなモデル展開を実現してもらいたいものです。