2023年4月、日本の一番人気は「iPhone13」という事実
昨年度来、日本におけるAppleデバイス関連のニュースの中で、確実に上位に入ってくるであろうネタは「円安による販売価格の上昇」でしょう。
円安になってからの価格でも、日本は世界的に見ればお安く購入できる国…という記事もご紹介していますが、それでも以前の安さを知っている身からすると、躊躇してしまうほどの昨今の値上がりです。
日本人の「iPhone贔屓」は世界的に見ても有名であり、現在は50%超のシェアを占めているようですが、以前、
「型落ちモデルや小容量モデルへシフト」
している、という記事もご紹介しいてます。
そんな中…。
以下の他国との人気機種比較の記事からは、その傾向がはっきりと読み取れます。
日本の一番人気は「iPhone13」?
やはり円安の影響は大きい!
記事によると、
調査会社Counterpointが、2023年4月における主な8カ国でのスマートフォンの販売台数ランキングを発表し、米国、中国、ドイツ、英国、フランスでiPhone14シリーズのいずれかのモデルが1位でしたが、日本ではiPhone13が1位だった
ということです。
ん?
「13」ですか?
各国の一番人気がこちら。
韓国、インドの事情を考えると、iPhone以外なのは納得。
意外なのは中国。つい数年前は不買運動まで起きていたのですが、HUAWEIの没落を受けて、さすがにiPhoneへの意識が高まってきているようです。
ヨーロッパ勢もiPhone14シリーズが強い中、日本のみ「型落ち」のiPhone13…。
どう考えても、
「価格が急騰した14ではなく、値頃感のある13を選択した…」
という傾向が見て取れますね。
これには、
「iPhone13には、14/14Plusと同じA15Bionicが登載されている」
ということも影響しているでしょう。
その他の機能は大して変わらないわけで、搭載チップが同じで価格が安いのであれば、当然型落ちを狙う層も出てくるでしょう。
また、今回の調査が「4月」というのもミソです。
9月、10月であれば、新機種導入直後ということで、当然14の人気がダントツだったとは思われますが、この時期の購入となると、値頃感を重視することになるのかもしれません。
ただ…。
それでも、日本だけが旧機種狙い…という原因が、円安であることは間違いないでしょう。
加えて日本の弱含んでいる経済事情もあり、日本人に金銭的な余裕がなくなってきていることもあるのでは?
非常に気になる傾向です。
13が「ダントツ」…
また、気になるのは、この「13人気」が結構強めである…ということです。
以下は、1番人気の機種の販売シェア。
日本における「iPhone13」のシェアはなんと「22%」!
異様な高さです。
「積極的に型落ちを狙いにいっている…」
というのがよく分かる結果ですね。
今後の日本でのiPhone販売、非常に心配です。