Samsung凋落の序章か?
近年は、世界的なスマホ需要の低下が叫ばれています。
供給が行き届き、機能的にもフラッグシップ出なくても満足できるようになりました。一時期の上昇気流が衰えるのも当然…という時期ではあります。世界的な原材料費の高騰も買い控えを呼んでいる要因のひとつでしょう。
ただ、そんな中にあってもiPhone人気は堅調です。
「フラッグシップオンリー」とも言える製品構成であり、時にApple税と揶揄されるような価格設定でありながら、その高性能ぶりとAppleの企業イメージが相まって、先進国中心にAndroidの人気を喰いつつあるように感じます。
もしかすると、Apple Watch、Mac、iPad等とのAppleエコシステムが聴いてきている可能性がありますね。この意味で「囲い込み」が影響しているようだと、Appleの未来は明るいものになるでしょう。
そんな中…。
Samsungのお膝元である韓国内でのスマホ売上に大きな変化が起きている…という記事が来ています。これは、Samsung凋落の始まりなのでしょうか?
韓国の若者に広がる「iPhone人気」がヤバいことに…
記事によると、
Gallup Koreaの調査によると、韓国の成人(18歳以上)1,001人を対象に実施した調査によると、スマートフォンユーザーの69%がSamsung Galaxyを利用しているものの、18歳〜29歳の層では、iPhoneが60%と、Galaxyの32%のほぼ2倍のシェアを握っている
ということです。
これは大変ショッキングなデータです。
以下がその結果を示すグラフです。
明らかに「30歳〜39歳」あたりから急速に変化が始まり、「18歳〜29歳」では価値が大きく変化しているのが分かりますね。
中高年は「自国企業」たるSamsungの存在自体を根拠にしてSamsungの端末を選び、若い世代は自国愛に留まらず、世界のトレンドや個人の好みからiPhoneを選択している…ということでしょう。
韓国トータルで見ると、「69%」がSamsungを利用と、圧倒的にGalaxyが人気なのは事実ですが、若い世代から発せられるウエーブの勢いは加速度を付けて国を変えていくことは分かり切っていますので、近い将来、「iPhone」が韓国でのTOPブランド争いに加わることになるのは曲げられないでしょう…。
世界的に見てもナショナリズムの意識が強いと思われる韓国にも吹き荒れているAppleブランドの影響力。
その力の大きさには言葉もありません。