GoogleがPixel8のベンチマークテストを遮断!
GoogleのPixel8シリーズが発売され、話題になっています。
AppleとGoogleのスマホづくりに関する考え方に関しては、年を追うごとにその違いが明確になっている印象です。
Appleは、とにかくチップ性能にものを言わせた「パワー系」。対してGoogleはAI技術を駆使した「使い勝手系」。
iPhoneユーザーの私からしても、Google特有の機能を使ってみたい…と考えることはままあります。もはや、「どちらが優れている」という問題でないのはユーザーも分かっていることです。
しかし…。
Googleは絶対的な性能にコンプレックスがあるようで…。
Pixel8のベンチマークテストを遮断している…という情報が来ています。
Googleの自信の無さの現れか?
記事によると、
Googleが、Google Pixel 8シリーズ発売前のレビュアーに対し、Geekbench 6や3D Markなどのベンチマークテストができないように、アプリのダウンロードを妨害していたとの情報が投稿された
ということです。
また、その理由として、
ベンチマークという指標でTensor G3のパフォーマンスが評価されることを嫌ったためではないかと、Notebookcheckは推察している
ともされています。
主立ったベンチマークアプリが使用できなくなっているわけですが、やはり強者はいるようで、別の関連アプリを使用してベンチマークを強行したようです。
こちらがその結果。
これを見ると、Pixel8の搭載されている「Tensor G3」のスコアは、Snapdragon8 Gen2と比べても性能、効率ともに大きく劣っている…ということか分かります。
まあ、これだけ見ると、Googleが情報を隠蔽したくなるのも分かるような気がします…。
当然Appleの「A17 Pro」はこれらを大きく上回りますし、Snapdragon8もまもなくGen3が登場しますので、ますますTensor G3との差が広がることになってしまいます。
まあ、それはユーザー側も分かっています。
そう、Pixel8を購入しているユーザーは、絶対的な性能なんて求めていないのです。それよりもGoogleのAI技術で生まれる新しいライフスタイルを求めているわけです。
何でそれをGoogle自体が分からないのでしょうか?
堂々とベンチマークを公開し、
「それでもPixelを購入する理由がある!」
という戦略をとった方が説得力があるように感じます。
今回の「隠蔽報道」は、Googleにとって大きなイメージのマイナスとなるでしょう。
というか、Googleが自らに自信を持てずにスマホ端末をつくっている…なんてことを想像しながら高額なPixel8を購入したくはないのですが…。
それよりだったら、「AI技術に投資してください!」と訴えかけた方がよっぽどいいのではないでしょうか?