iPhoneの「パンチホール化」はいつ?
2023年の新型iPhoneにおける最大の話題は「A17 Pro」でした。
初の3nmプロセスルール製チップであり、2023年においてはAppleが独占的に供給できる技術ということもあって期待が大きかったのですが、その分、「バッテリーもち」「発熱」「性能」に関しては、
「この程度なの?」
という微妙な空気が流れているのが現状です。
性能については、
「もう少し上昇するかと思った」
となるでしょうし、省電力性に関しては、
「高精細化してよくなるんじゃなかったの?」
ということになります。
このようなユーザーの期待を裏切るような展開が続くと、Apple神話にも陰りが現れそうで心配になるところ…。
そして…。
iPhoneにおける「次」は、ディスプレイのデザインとなるでしょう。
これまでも今後のロードマップ予想は幾度となく予想されてきましたが、いよいよ本気で考えるべきタイミングに至っているようです。
Phone16? それともiPhone17?
記事によると、
iPhone16 Proシリーズのプロトタイプとして、パンチホールデザインを採用したものがテストされているとリーカーのMajin Bu氏(@MajinBuOfficial)が伝えている
ということです。
現行の「DynamicIsland」は、実質的に見れば円形のピンホール型のカメラレンズと、Face IDカメラ・センサーが済め込まれている楕円形のパンチホールが連なっているものを、1つの楕円形のように見せる演出…となっています。
つまりは、ディスプレイ上の実質的な非表示部分の面積は以前のノッチと大して変わらないわけで、ディスプレイ上にそれなりに大きな非表示エリアが浮かび上がっている…ということを考えると、以前のノッチの方が潔いと感じるユーザーもいるのでないでしょうか?
私なんかはそっち派かな?
この中途半端な状況を打破するためには、次の段階、つまりは「Face IDカメラ・センサー」をディスプレイ下に埋め込む作業が必要です。それができれば、ディスプレイ上の切り欠きはインカメのピンホールのみ…となるわけです。
Majin Bu氏は、この「ピンホール化」のテストが現在行われており、最終決定は「2024年3月」だと伝えているのです。
ただし…。
今回の記事では、
「ピンホール化はiPhone17 Proからになる可能性が高い…」
としています。
これは以前のロス・ヤング氏の予想と重なりますね。残念ながら…。
数年前の予想では、「2年ごと」に、
「DynamicIsland→ピンホール→フルフラット」
と進化していくのでは?…とされていたのですが、最近はディスプレイ下にカメラやセンサーを埋め込むことと、Appleが求める精度との調整に苦しんでいる…という報告が目立っていたのが事実。
今回の記事を見ても、
「やっぱりな…」
というところですね。
だとすると…。
来年の「iPhone16 Pro」の目玉って何なんでしょう?
下手をすると「狭間の機種」になってしまう予感さえ漂います。