iPhoneのサイズ拡大は「カメラ」のため?
先日、iPhoneのディスプレイサイズが今後拡大する…という記事をご紹介しました。
個人的には「何でもかんでもサイズを大きく…」という流れには非常に抵抗がありますので、少々心配しているところです。
まあ、アンドロイド機の拡大路線も一息ついていますので、さすがにここからさらに…ということはないとは思うのですが。
そんな中、iPhoneの筐体拡大は「カメラユニット内蔵」のため…という記事が来ています。
「カメラ>サイズ感」という悲しい現実
まずもって「GIZMODE」の記事では、
来年登場するであろうiPhone 16 Proは、15 Pro Maxと同じ5倍光学ズームレンズが搭載されると噂されている。しかし、その代償として本体がちょっぴり大きくなるかもしれない
とされています。
つまり、現在の「Pro」の6.1インチ筐体ではサイズ的に搭載できなかった「テトラプリズムレンズ」を搭載するために筐体を大きくする…というのです。
これまでのスマートフォンの「画面拡大」は、単純にディスプレイを大型化することで表示領域を確保する…とい意味合いが大きかったと思いますので、明らかに「狙い」が異なるわけです。
そして、「iPhone Mania」の記事では、
テトラプリズムレンズ搭載望遠カメラを採用するiPhoneの販売台数が、2024年には160%増加するとの予想を、TF International Securitiesのアナリスト、ミンチー・クオ氏が伝えた
としています。
これ、ちょっと疑問なのが、
「160%増なのか、60%増なのか?」
という部分。
本当に160%増なのであれば2.6倍の急成長?
いくら何でもそれはないのでは?
「前年比60%増」でも相当な数字ですので…。
ただ、クオ氏の原文でも「160%の増加」としているんですよね…。謎です。
まあ、それはいいとして、本当にこれだけ売り上げが伸びるのであれば、Appleとしては当然、「Pro」にもテトラプリズムレンズを積極的に投入してくるでしょう。
そして、筐体サイズがアップする…。
結局は、「カメラ>サイズ感」という構図です。カメラのために使い勝手を切り捨てる…とう意味合い。
一眼カメラを主に利用している側としては、このようなカメラ偏重の考え方は何だか悲しみを感じてしまいます。
これ以上のサイズアップ、本当にいらないんだけどな…。
私が唯一インチアップを許容するとすれば、
「iPhoneでApple Pencilが使えるようになったとき」
です。
その時はMaxを購入するかもしれませんが…。