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年末年始は期待の新刊が続々!〜雫井脩介、東野圭吾、碧野圭〜

年末年始は期待の新刊が続々!

 2023年は、コロナ禍後の社会が本格的に動き出し、出版業界のおいても自分のお気に入りの作家さんの新刊が続々と登場するのでは…と期待していましたが、前・中盤間では思いの外滞っている印象を拭えませでした。 

 ただ、後半に入って、東野圭吾さん、岡崎琢磨さん、坂木司さん、夏川草介さんと、一気に新作が発表されました。現在は、12/13に発売される湊かなえさんの「人間標本」を心待ちにしているところです。 

 

 坂木さんの「アンと幸福」は、いよいよ「杏子」が正社員としてたびたちのときを迎えるという新展開。いつもどおりの和菓子に関する謎解きをしながら…という展開には安心感があります。ただし、これまでのシリーズに出てきた登場人物と関連する話題が多く、初読の方は厳しいかも…。これまでの「和菓子のアン」「アンと青春」「アンと愛情」を読んでおくことをお勧めします。

 

 さて、2023年は湊かなえさんで締めか?…と思っていたところ、年末に期待の一冊が待っていることが判明。年明け後にもお楽しみが!

 

雫井脩介さん、東野圭吾さん、碧野圭さんの3連発!

 私の期待する年末年始の3冊は以下の通り。

①「互換性の王子」(雫井脩介)〔12/22発売〕

 紹介文には、

「お前にしかできないことなんて、ない」――兄・実行

「あきらめたら、俺という存在はどうなるんだ」――弟・成功

順風満帆な御曹司の前に突如現れ、入れ替わろうとした異母兄。
お前は俺から、仕事も恋も奪おうというのかーー。

『犯人に告ぐ』『望み』『検察側の罪人』の著者が描く、スリリングなサバイバルレース!

【あらすじ】
準大手飲料メーカー・シガビオの御曹司である志賀成功(なりとし)が何者かに別荘に監禁された。
彼は取締役就任と、意中の女性・山科早恵里との交際を目前としていた。
半年後、絶望の中で解放された成功が会社に行くと、社内の状況は一変し、かつての彼のポストには突如現れた異母兄・実行(さねゆき)が入れ替わっていた。
そして実行は早恵里にも近付こうとしている。
「奪われたものは、奪い返さなければ」
成功は、事実の究明と自らの復権をかけて奔走するがーー。
異母兄弟がビジネスと恋で火花を散らす、一気読み必至のエンターテインメント!

とあります。

 

 密度感のある重厚な文章が特徴の雫井さんが手がける「ビジネスエンターテイメント」ということで、期待度が爆上がりです。
 「犯人に告ぐ」シリーズ、「霧をはらう」のような重みのある作品になることを期待しています。前作「クロコダイル・ティアーズ」がもう一つだっただけに、期待は大きいです。

 

②「ブラック・ショーマンと覚醒する女たち」(東野圭吾)〔2024年 1/24発売〕

 こちらは現在紹介文等は発見できませんでしたが、「ブラック・ショーマンと名もなきマチの殺人」の第2弾となるようです。
 正直、これがシリーズ化されるとは思ってもいませんでした。前作が完全な失敗作と考えていましたので…。

 

 「活劇系」ではたびたびやらかしてしまう東野さんですが、その中でも最もひどい作品だと考えます。
 その第2弾ということで、正直期待は全くしていないのですが、さすがに東野さんの新作を読まないわけにもいきません。重厚さを増したミステリーになることを望みます。無理でしょうが…。

 

③「レイアウトは期日までに」(碧野圭)〔2024年 2/9発売〕

 紹介文には、

契約を切られた崖っぷちデザイナー × 毀誉褒貶激しい天才装丁家
同い年27歳、凸凹の二人が新大久保に事務所を設立
最強パートナー爆誕⁈

職を失った赤池めぐみが就職したのは、天才、気まぐれと噂話の絶えない業界の有名人・桐生青のところだった。
憧れていた同年代のスターと一緒に仕事ができると胸がはずんだめぐみが直面したのは、机なしパソコンなし、迫りくる納期と催促の電話、修正に次ぐ修正……。
そして、大きなプロジェクトの依頼が二人に届く。
果たして、二人の仕事は? デザイン事務所と未来は?

累計50万部超
『書店ガール』シリーズ著者が
明日への希望を込めて贈る
令和版お仕事バディ小説

とあります。

 

 「書店ガール」等の碧野さんが描く「お仕事もの」が大好物です。
 同じお仕事ものでも、「駒子さんは出世なんてしたくなかった」のように軽めの文体のものがあったり(テーマ的には重めですが)、「書店ガール」のように比較的重めに心理をえぐってみたりと、自由自在に書き味を変えられるのが碧野さんの優れた点だと感じています。

 今回はどちらかな?
 タイトルで考えれば、「軽めの文体」で危機を乗り越える様子を描くダイナミック系か?

 ノンストップで読み進められそうな予感たっぷりです。

 

 突如として新作の予定が発表されたりするのが出版業界の面白いところ。これ以上の「アクシデント」も期待しながら、年末年始を待ちたいと思います。

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