帰ってきたCX-60、いよいよ完全体に近づく!
CX-60「XD-HYBRID Exclusive Sports」を購入しましてレビューを継続しております。
これまでのレビューはこちらからご覧下さい。
https://www.oyazi.site/archive/category/CX-60
先日、12ヶ月点検と兼ねて、「ステアリングギアボックス」「リアショックアブソーバー」の交換を一挙にやってもらうことになった…ということをお伝えしました。
CX-60購入後、幾度となくマツダに足を運びましたが、今回の「ハンドルカクカク」はこれまでで最大の「やらかし」と捉えています。
なんせ「命にかかわる」ことですので、乗り心地うんぬんでは済まされない話…。これからの時期、路面凍結がデフォルトとなる雪国秋田のユーザーにとっては許されざる問題です。
さて、預け入れる際は、
「当店での初事例ですので、3日間の作業日をいただきたい…」
としていたマツダさんですが、思いの外作業がスムーズに進んだようで、12/2(土)の昼頃に、
「今日の午後5時ころにはお渡しできそうです」
との連絡がありました。
今後この作業をお願いしている方、「1泊2日」で済みそうですよ!
戻ってきたCX-60。
いよいよ完全体に近づいた感があります。まあ、最初から完全体で出してもらわなければ困るのですが…。
改めて思う ステアリングファールの大切さ
今回の作業内容かこちら(12ヶ月点検詳細は除く)。当然ながら無料での交換です。
戻ってきたCX-60。
ステアリングギアボックスを取り換えたことで当然ながら、スムーズなステアリング挙動が戻ってきました。
「ギクシャク」との付き合いが長すぎたため、「果たして元の挙動は?」という部分も若干あるのですが、「スムーズ」ということはもちろん「重厚さ」という点で改めてCX-60の素晴らしさを感じています。
CX-60の評価として、
「ステアリングは重め…」
というものがあったことを改めて思い出しました。
その感覚が、今回の「ハンドルギクシャク」で完全に失われていたことに気付きました。これまでも若干軽めの挙動になっていたと同時に、軽い・重いという範疇ではなく、「重厚さ」が完全にスポイルされていたのです。
戻ってきたCX-60からは、ハンドルを切るたびに感じることのできる質感の高さのようなものをひしひしと感じます。個人的には若干重めのステアリングが、CX-60の重厚さを醸し出していると考えますので、このチューニングで全く問題無いかと…。
今回のトラブルで、改めて「ステアリングフィールの重要性」に気付かされました。
そして…。
「カクカク」が完全に消えたことで、安全性が保証されたことになります。「カクカク」関連の記事の中で再三書いていることですが、今回のカクカクは人の命にかかわる重大案件です。これがなぜ「リコール」にならないか理解できないレベル…。これまで数回起こったCX-60のリコールの中でも最も直接的に安全性を脅かすものであり、真っ先にリコール対象になるべき事柄だと考えます。
「リアショックアブソーバー」の交換に関しては、未だ検証中。もう少し走ってから気付いたことがあればご報告します。
さあ、私のCX-60も、「Level1」の状態から数々の問題を克服してここまでたどり着きました。長い旅路でした。
しかし、このトラブル続きの1年を楽しんでた自分がいたことは事実ですし、これまでに乗ったどのクルマよりも愛着が深まった…ということも言えます。
現状の状態でCX-60がデビューしていたら、当然ながら従来を超える評価が集まったことは確実です。MAZDAが行う年次改良のようなものを年間を通して先取りで行ったと捉えれば、これも一興でしょう。
別次元となったCX-60。
本来の姿での走りを、これから楽しんでいきます!