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Noble Audio「FALCON MAX」レビュー Part2「音質ファーストインプレッション編」

Noble Audio「FALCON MAX」の音質やいかに

 Noble Audio「FALCON MAX」のレビューをしております。

 

 先日は到着した「FALCON MAX」の外観上の特徴を主にお伝えしました。

 

 そして今回は非常に重要な「音質ファーストインプレッション」です。
 何でも今回FALCON MAXが搭載する「MEMSドライバー」はエイジングの必要がないとも言われています。だとすればこれまでの機種以上に取って出しの音質評価が肝となるでしょう。

 まあ、イコライザー等を聞かせるための専用アプリが年明けにならないと登場しない…ということで、その分を差し引いての判断をしなくては…と考えて聞き始めましたが、驚きの結果となりました。

 

解像度バリ高、不思議な音場の広さ… イヤピース選択が全て

 始めに言及しておきますが、「FALCON MAX」はイヤピース選択がその音質を非常に大きく左右します。イヤピースに関しては次回お伝えしますが、今回はとりあえずこれがベストマッチかな(あくまでも私にとって)と思えるイヤピースを選択した際の印象です。

 

 まずもって付属のLサイズのイヤピースを装着したまま聴くと、鮮烈な中・高音が飛び込んで来ました。YouTuberさん達がいっているように、今回のウリである「MEMSドライバー」の中高音部の解像度の高さは半端ありません。

 ただ、純正のイヤピースでは(あくまでも私にとっては)この高音部がきつすぎる印象だったため、前述したようにとりあえず手持ちのイヤピースを片っ端から試し、暫定で最もいい…と判断できる組み合わせに辿り着きました。

 

 「純正ではきつすぎる」と書きましたが、それでも刺さるような高音ではなく、どのまでも伸びてくる圧のある音の主張が強すぎる…という印象で、この段階で、
「FALCON MAXの高音、ただ者ではない!」
と判断しました。
 参考までに付け加えると、私の耳穴は通常のイヤホンでもLサイズ以外は受け付けない…という形状ですので、普通の方であれば純正のイヤピースで正当な判断ができるのではないかと考えます。

 

 さて、低音を補強するイヤピースを装着して判断すると…。

 

〇低音を強化しても高音の伸びは変わらない。刺さらず、ビビらず、女性ボーカルの声がどこまでも伸びていく。
〇ハイハット等の高音部の再現性が素晴らしい。音の響き、空気の揺れまでも再現している。
〇中音部のボーカルの解像度が素晴らしい。美音。せり出してくる高音に負けずにしっかりと耳元で聴こえる。距離感も抜群(個人的な好みで言うと、後ほんの少しだけ前に出てほしい。イコライザに期待か? それでも欲張りすぎ…というレベル)。
〇中・高音の素晴らしさで評価されている本機だが、イヤピース次第で驚くほど化ける。だぶつかずに中・高音を支えるどっしりとした低音を鳴らす。
〇思いの他深みのある低音で、余韻、艶のようなものもしっかりと表現する
〇非常にメリハリはあるのだが、不思議と聴き疲れしない

 

★「音場」について
◎評価する声が少なかったために心配していたが、しっかりとした広がりを感じる。
横方向の広さを感じる。煌びやかな高音が左右に広がる印象が強く、音の特徴そのものが音場の広がりに寄与していることに驚いた。
◎横方向に広いイヤホンは、奥行き感に難がある場合が多いが、本機は明らかに奥行き感に面で優位に立つ。ヘッドホンのような奥行き感ではないが、イヤホン独特の「平面的な音場」ではない明確な縦方向の立体感を感じる。非常に不思議な感覚。
◎高い解像感がある個々の音が、縦、横ともに調和のとれた空間の中で奏でられている。一つ一つの音が非常に高いクオリティーで鳴っているのにもかかわらず、決して孤立せず全体の音楽が調和している。自然な音場。ワイヤレスイヤホンでは体感したことのない感覚。

 

★「解像感」について
◎私の聴いたワイヤレスイヤホンの中ではダントツに高い
◎それでいて嫌み(刺激)に感じることのない非常に透明感のある音づくり
◎高音だけでなく、低・中音の解像度もバリ高であるため、「一定の帯域だけ目立つ」という鳴らし方になっていない。これまで使用してきた「WF-1000XM5」「TE-J1」には決して戻れない音。

 

 正直、
「高音部だけ強くて、低音や音場・空間作りには不満が残るだろうな…」
と想像して購入してただけに、非常に驚いています。もちろんいい意味で…。

 また、これらが専用アプリのイコライザなしの完全デフォルトの状態であることも驚き。ワイヤレスイヤホンって、大概デフォルトの音自体のどこかに弱点があって、イコライザでの調整が必須だったりしていました。
 それが「必要ない」と感じてしまうのですから、二重の驚きです。

 

 現状、完璧なのでは?…と感じています。

 まさかここまでレベルが高かったとは…。

 特に音場や音の調和という部分で明らかに次世代を迎えた…と感じさせられます。

 

 ただし…。
 前述したように、この機種、イヤピース選択が非常に重要!
 全ての購入者に、様々なイヤピースを試して見ることをお勧めします。
 サイズ、形状、素材…。自分に合うイヤピースが見つかれば、これまでにない音楽体験ができること請け合いです!

 そんなわけで…。
 次回は「イヤピース選択編」へとつづく…。

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