えっ? 「Apple Watch X」って、無印の発展形なの?
2024年は、「Apple Watchにとってこれまでで最大のリニューアル」が来る…という噂が立っています。
ただ、MicroLED搭載のApple Watch Ultraの登場が来年以降(2026年ではないか…という説が有力に)と後ろ倒しになっているようで、「主役」の登場無しで「最大のリニューアル」って?…と疑問に感じている部分がありました。
そう…。
個人的には、
『「Apple Watch X」という次世代モデルは、「MicroLED搭載のApple Watch Ultra」になるのではないか…』
と考えてきたのです。
しかし…。
どうやらその考え自体が違っていたのかもしれません。
「Apple Watch X」は、次期無印Watch?
Ultraデザインはちょっと怖い…
記事によると、
Apple Watch Xのイメージ画像が多数投稿されている。Apple Watch Xはディスプレイサイズ拡大、ケースサイズは42mmと46mmになるとの噂がある。その噂をもとに制作されたApple Watch Xのイメージ画像は、Apple Watch Ultraのデザインをベースに、デジタルクラウンガード(リューズガード)を廃したものになっている
ということです。
これまでも次期無印のディスプレイサイズは「42㎜、46㎜」へと拡大されるという説が有力でしたので、この通りであれば来年度の最大のリニューアルは「無印Watchベース」で考えられている…ということになります。
個人的に、「X」という冠を与えるということで、どうしても「iPhoneX」をイメージしてしまっていました。それまでにはない範疇のモデル…。OLED搭載、ノッチの設置、ホームボタンの排除等、iPhoneXは正に「新世代のiPhone」でした。
それ以降、新型iPhoneでの驚きは殆どなくなってしまいました。それほどのインパクトが「X」という称号には込められるのでは…と考えてきたわけです。
さて…。
もし「Apple Watch X」のデザインがこのようになるとすれば、正に「Apple Watch Ultra」のスタイルが今後のApple Watchの基礎になる…ということになります。
しかし、このUltra型のデザインには大きな落とし穴があります。
私は先代のApple Watch Ultraから、今年Series9にわざわざ買い換えました。そのいきさつは以前の記事をご参照ください。
もしUltra型のディスプレイを採用するのであれば、まずもって「ベゼルの厚さ」を改善しなくてはなりません。現行Ultraはディスプレイサイズは拡大しているものの、ベゼルが非常に厚く、実質的な表示領域・サイズは無印と殆ど変わりません。
これが、ベゼルが薄くなるのであれば、表示領域も単純に拡大されるわけで、メリットにはなるかと思います。
ただ、現行型のラウンドエッジ処理は秀逸の出来で、ディスプレイサイズは押さえながらも画面を広く見せる最大限の努力がつまっている逸品だと考えています。
また、本体の厚さはどうするのか?
Ultraと無印では、このように厚さが全く異なります。
Ultra型のデザインにするということは、ディスプレイを盛り上げて設置するような形になるでしょうから、現行無印よりも本体が厚くなるのでは?
これが、「バッテリー容量増」に繫がることも考えられますが、ディスプレイサイズがUltraよりも小さいのに厚さだけは増す…ということになると、「厚さばかりが悪目立ちするデザイン」になってしまわないでしょうか?
もし本当に「Ultra型」を目指すのであれば、Appleの無印Watchに対する考え方が試されることになると思います。
ただ見栄えだけ、バッテリー容量増だけを目指すのではなく、そこにApple Watchに対するしっかりとしたアイデンティティーとユーザー目線がなければ、Apple Watchの魅力そのものが失われることに繫がるのではないでしょうか?