Canon「EOS R5 MarkⅡ」は「EOS R1」の後に来る！
2024年になりました。
Canonにとって勝負の年です。
2023年は、それまでSONYを苦しめていた部品調達等のコロナ禍を根源とする障壁がクリアになった年でした。その結果、次々と新製品を投入し、しかもそれらの製品が潤沢に供給される…という「SONYの底力」を感じさせられた年になりました。
また、ユーザーの心を掴む製品を投入し、実際に売れたのがNikonです。企業体力はSONY、Canonからは劣るものの、2023年に限ってはCanonよりも元気がよかった…というのは間違いないでしょう。
これに対してCanonはただただじり貧の年でした。
魅力的なカメラ本体の発表が殆どなく、唯一「EOS R6 MarkⅡ」だけが奮闘する…という構図。ネタ切れ…でした。
もはや、
「CanonがSONYに追いつく…」
ということは不可能だと思います。企業体力、開発力が全く違うのだ…ということが2023年で明らかになりました。
Canonの生き残りの道としては、スポーツ、野鳥、モータースポーツ等、AFの優秀さを生かした「動きもの」の世界となっていくでしょう。また、そのターゲットも、プロやハイアマチュアのようなニッチなものとなっていくでしょう。一般のユーザーはますます、手の届きやすいSONYへと流れていく…。悲しいかな、Canonにはもはやそれを止めるだけの力は残っていないような気がします。
となると…。
2024年に登場するであろう「R1」「R5 MarkⅡ」がどれだけ評価され、どれだけ売れるか…ということは、今後のCanonの動向を左右するほどの重大事案だと言えるでしょう。
そして…。
いよいよこの２機種の発売時期について、非常に具体的な情報が入ってきました。
どうやら「R1」が先に来るようです！
Canon EOS Mark II Coming After Canon EOS R1 - The Camera Insider
２月のお披露目は「R1」のみ？
記事によると、
待望のEOS R1の登場が少しずつ近付いているようで、プロの写真家は公式発表を待ち望んでいる。信頼できる情報筋によると、EOS R1のお披露目はEOS R5 Mark II の発表よりも前に行われると予想されている。提供された情報から、これは確実な情報だと考えて欲しい。
ということです。
「確実な情報」という書き方ですので、「R1」が先に登場、「R5 MarkⅡ」がその後…ということは決定的になってきているようです。
今年はオリンピックイヤーということで、パリオリンピック前にR1を正式にリリースし、その後にR5 MarkⅡを…という流れになりそうですね。
となると…。
２月のCP+では「R1」がお披露目となるのでしょうか？
CP+2024 カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+（シーピープラス）」
記事では、
EOS R1の大規模なマーケティングキャンペーンを今四半期から開始し、第2四半期に出荷する予定
とされていますので、ティザー等でのキャンペーンが開始された後のCP+でR1を公開。同時に発売時期や価格等の情報開示…となるのでしょうか？
また、「第２四半期出荷」ということで、オリンピック前の６月あたりに発売？
いよいよ現実味が湧いてきました。
R1については、数年前から「今年中に発売！」等の情報が乱立している状態でしたので、ついに…という印象です。
このR1には、現時点でのCanonの技術の全てが内包されているはず。
それらの方向性が今後のCanon機の道しるべとなるわけで、それがCanonユーザーが納得できるものにならなければ、大変なことになってしまうでしょう。
何とかCanonには踏ん張っていただきたい！
