2024年、Macのロードマップは激震無し?
年明け早々、2024年のApple新デバイスについて予想しました。
最大の話題は、米国にて先日予約が開始された「Apple Vision Pro」でしょう。
Appleが全くの新機軸のデバイスを発表するのは久しぶり。ただでさえ非常にニッチな分野ですし、価格も高額。初代機ということで取り回しやバッテリー持ちも最悪なのはわかりきっています。
問題は、それを乗り越えるだけの魅力をユーザー側が感じ取ることができるか…という一点。ここをクリアすることができれば、今後のバージョンアップで価格が下がり、使い勝手が向上することで、徐々に一般ユーザーに浸透してくることも考えられます。
ただし、最初の印象が悪ければ…。
Appleの企業イメーシにも傷が付くでしょうし、収支的にも悪影響を与えることは必至。Appleとすれば絶対に失敗できないデバイスです。
その後の3月にはiPad Proの発表が待っているようです。以前から話題になっていた「OLED」搭載のiPad Pro。こちらも「価格」が最大のネックです。
Appleが高級志向だということは分かっていますで、果たして最近の青天井具合がどの程度許容されるのか?…ということについての一つの答えが出そうです。
そんな中、「iPhone」「Mac」に関しては代わり映えない…というか、少々刺激の足りないモデルチェンジとなりそうです。
現状維持で面白みが…
今回出てきた記事で、今後のMacのロードマップを解説しているのですが、内容は以前から殆ど変わっておらず、「無風」です。
整理すると、
3月→M3MacBook Air? M3/M3 ProのMac miniもあるのでは?
6月→「M3 Max/Ultra」搭載Mac Studio、Mac Pro 「M3 Extreme」が問題
ということです。
気になるところも従来通りで、
「3月のメインはiPad Proだが、同時にMacBook AirやMac miniも登場するのか?」
「Mac Studio/Mac Proの登場は6月か、年末か?」
「Mac Proに"M3 Extreme"の搭載はあるのか?」
ということになっています。
Mac Studio/Mac Proに関しては、以前は年末という考え方が支配的でしたが、最近はWWDCの6月付近…という説も強くなってます。
以前の記事にも書いたように、私は「6月説」ですが、実際はどうなるでしょう?
こうしてみると、2024年のMacの売れ行きが心配です。
売れ行き不振で、「M3 Pro/Max」の投入を昨年に繰り上げた…と言われている中、その分、2024年のパワー不足を感じます。
6月に「M3 Ultra」、年末には「M3 Extreme」を投入するくらいの話題性がないと、いよいよMacがじり貧になっていくような気さえします。
M1が登場した際の衝撃を与えるのは、今後なかなか難しくなるでしょうし、このままMチップの価格の高止まり感が続くようであれば、販売台数が増えることも厳しいのでは?
iPhoneにしても現状維持が精一杯のように感じますので、さすがのAppleも天井が見えてきた…と感じる1年になるのかもしれませんね。