新世代「Apple Watch X」に関して気にかかること
2024年に登場する「Apple Watch(無印)」は、これまでで最大のモデルチェンジとなる…ということは以前お伝えしました。
たびたび名前が登場していた「Apple Watch X」とは、この無印版のことではなく、microLEDを搭載したultraの発展形だと考えていただけに、二重に驚いた次第です。
そんな「大変革」を前にするApple Watchですが、気にかかることが生じています。今話題のあれと、サイズ・デザインに関して…。
特許問題とサイズ拡大
まずは、製品の仕様変更を余儀なくされた「特許問題」に関して。
以下の記事によると、
Apple Watch Xには、新しいヘルスケア機能として血圧測定と睡眠時無呼吸症候群検出機能が搭載されると噂されているが、このうち、睡眠時無呼吸症候群を検出するには睡眠時の呼吸数などに加え血中酸素濃度測定も有用であるにもかかわらず、今回の特許紛争の行方次第ではそれを搭載できない可能性がある
ということです。
AppleがWatchを世に問う中でこだわっているのが、「ヘルスケア」であることは明らかです。iPhoneと親密な連携性を根拠として、他のWearOS系ウエラブルでは決してまねのできないヘルスケア機能を搭載しており、その範囲を今後も広げていこうとしていることは明確です。
そんな中、今回の特許問題で「血中酸素ウエルネス」の機能を停止せざるを得ませんでした。
これに加えて、今後のウリの一つである「睡眠時無呼吸症候群検出」までも搭載できなくなったとしたら、Watchの機能面でのロードマップに大きな支障が出ることが予想されます。
さらに…。
今回の「X」では、ディスプレイのサイスが拡大されることが漏れ伝わってきます。これまでの情報では、現行の「41/45㎜」から「42/46㎜」へと拡大されるという説が有力です。
ここで心配なのが、
「Ultraのようなスクエアデザインになることで、必要以上に筐体が大きくなってしまわないか?」
ということです。
初代Ultraを使用していた私が、あえて「Series9」に買い替えたことは以前にお伝えしました。
腕の太さとの兼ね合い、フラットディスプレイのベゼル厚の問題…。
どちらも私にとっては非常に重要な視点となります。
仮に「X」が0.1インチ拡大しても、フラットになることでベゼルの厚さが増すのであれば、実質的な表示領域は「マイナス」になるでしょう。
ということは、
「現行のラウンドエッジディスプレイのままでの拡大」
が必須であるということ…。
果たしてAppleはそこまで考えてくれるものでしょうか?
今回の改定では、これまでのバンドが使えなるなるほどの仕様変更が予定されているとのこと。そうなると、筐体の大幅なデザイン変更も見えてきます。
大きさ、見え具合…。
スマートウォッチにとってはどちらも「生命線」ともいえる重要項目。
Appleには、「間違えないでほしい…」と願うばかりです。