「EOS R1」「EOS R5 Mark II」の発売は第3四半期後半以降?
先日、「EOS R1」「EOS R5 Mark II」の登場の噂に関して記事を書きました。
なんといっても、「R5 mark II」の方が早く登場する…という情報に驚きました。
オリンピックイヤーだというのに、フラッグシップ不在で大丈夫?…と素直に思ってしまいます。
しかしまあ、
「ついに登場か…」
とほっとした面もあったわけです。
ところが…。
「発表はするものの、発売は…」
というちょっと気になる記事が来ています。
急げないのか? 急がないのか?
記事によると、
キヤノンはEOS R5 Mark IIとEOS R1を4月末か5月初旬に発表し、6月のユーロ2024と7月の夏季オリンピックの両方で写真家にこれらのカメラを提供する計画であるが、(一般の)消費者が購入できるのは今年の第3四半期後半から第4四半期になりそう
ということです。
おやっ、これでは少々話が変わってきますね。
前回の情報が出た段階で、当然「オリンピック前には発売される」と考えていたわけで、この記事では報道関係のプロのみがオリンピック前に手にできる…ということですね。
最近のCanonがプロ用途に移行しているのはわかりますが、今回の2機種に関しては、本当にそれでいいのか?…と感じてしまいます。
果たしてこのCanonの動向は、「急げないのか?」それともあえて「急いでいないのか?」。
現在のミラーレス一眼界を見渡すと、特に2024年のSONYの勢いはものすごいものがありました。
コロナ禍の影響による生産の滞りが無くなるや、SONYの開発力・生産力が爆発した印象です。
また、Nikonも魅力的な機種を発表し、一時のじり貧の勢いからは隔世の感があります。
Canonだけが取り残されている…。
それが正直な2023年でした。
だとすれば、この2024年はCanonにとって最も重要な年になるはずです。
個人的には、Canonが戦略的に発売時期を操作するような余裕はないと考えます。
いち早くフラッグシップを登場させ、Canonの本気を示すべきです。それなのに「登場はオリンピック後…」などという寝言を言うからには、発売したくても発売できない理由があるのでは?…と勘ぐってしまいます。
Canonがうかうかしている間に、どんどんとシェアをSONYに奪われていく。
そして、R1、R5Mark Ⅱが登場しても購入するのは一部のマニアだけ…。
いくらスポーツのシーンでは強いと言っても、やはり一般のユーザーが手に取り、興味をもち、少しでも多く購入できるようにする…という環境が無ければ、今後のCanonの伸び代は考えられないのではないでしょうか?
願わくは、せめて2機種のうちの1機種はオリンピック前に登場することで、Canonの力を示してもらいたいものです。