待ったなし! Appleの自社生成AI「Ask」は使えるのか?
以前に「Apple GPT対応Siri」に関してお伝えしました。
先日Googleは「Gemini」の発表を行い、本格的に次世代に向けて始動しています。
詳しくはありませんが、チャットボックスと生成AIを複合させた総合的なサービスとなっており、有料プランもしっかり準備するという念の入れようです。
前回の記事でも書きましたが、これまでの経緯を考えると、どうしてもこの類いのAppleの技術力はGoogleには届かない…と感じてしまいます。
SiriとGoogle先生だったら、その信頼度はやはりGoogle先生かと…。
また、Google PixelがAI技術に特化した多様な機能を取り入れているのに対し、iPhoneは、
「性能は高いものの、自由にできる楽しげな機能が少ない…」
と感じてしまいます。
そんな中…。
少しずつAppleの生成AIの姿が見えてきました。
画像、動画… 生成AIにAppleは対応できるか?
記事によると、
Appleは、AppleCareのサポートアドバイザー向けに自社開発の生成AIツール「Ask」を試用している、と伝えられています。このAIはOpenAIのChatGPTのようにフォローアップ質問をすることができるそう
ということです。
まあこの「Ask」の使い方は至ってシンプルで、「顧客から受けた技術的な質問に対して回答を自動的に生成できる」という限定的な用途での利用となっており、これがそのままAppleの未来…というわけではなさそうです。
ただ、実際の仕事の中で独自の技術で開発したチャットGPT的な要素を取り入れているということは、Appleの本気度がうかがえますね。
今年度発表される「iOS18」の目玉は、この生成AIだと言われいます。
記事中では、
「Apple GPT」や、Xcodeへのコード生成AI機能の実装、「Pages」「Keynote」「Numbers」でのAI機能の追加
などが期待されるとしてます。
ただ世界的に見れば、チャットボックス的な内容以上に、Adobeのような「生成」に関する期待が大きいのではないでしょうか?
キーワードを打ち込むだけで、「画像生成」「動画生成」までしてくれるサービスが出始めている中で、Appleの生成AIはどこに向かおうとするのか?
総合的なサービスにおいて、果たしてGoogleの「Gemini」に打ち勝つ可能性はあるのか?
Siriのことを考えると、どうも楽観的にはなり切れないと感じるのは私だけでしょうか?
スマホにしてもPCにしても、これまでの「性能一辺倒」ではいずれ壁にぶち当たるように思えてきます。
どうする、Apple?