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Qualcomm「Snapdragon X Elite」のベンチマークスコアが流出〜「M2 Pro未満」の性能か?〜

Qualcomm「Snapdragon X Elite」のベンチマークスコアが流出

 以前に、「Apple Silicon」対抗となるQualcommチップである「Snapdragon X Elite」の登場についてお伝えしました。 

 

 TSMCの3nmプロセスチップがいよいよ2024年には他メーカーにも供給される…という現状ではありますが、この「Snapdragon X Elite」はどうやら「4nmプロセス」で製造されるQualcomm独自のチップのようですね。

 Qualcommとしては、当然ながらAppleの「Mチップ」との性能差を意識しながら市場投入していくことになるかとは思いますが、いよいよそのベンチマークが流出しました。

 さて、その性能やいかに?

 

「M2 Pro未満」の性能か?

 記事によると、

Windows Latestによると、Qualcommの最新SoC「Snapdragon X Elite」のものとみられるGeekbenchのベンチマークデータが明らかになった

「Snapdragon X Elite」は昨年10月に正式発表された最新のSoCで、Windows/Chromebook向けのSoCとなっており、CPUには自社設計で12コアのOryon CPUが搭載され、最大3.8GHzで動作し、2コアのみ最大4.3GHzまでブーストする

ということです。

 

 早速、そのデータを…。

 

 見ての通り、「M2以上M2 Pro未満」というところでしょう。
 4nmプロセスのチップなので、世代的にはM2シリーズと比較するのがいいかもしれませんね。
 M3比だと特にシングルの差が大きくなってしまいますので…。

 

 まあしかし、それなりに高性能のチップではあります。当然、実際にPCに搭載して駆動した際の性能の出方や、その際の消費電力等、Apple Siliconとガチバトルさせたい分野もありますが、今回のデータだけを考えると、Apple Siliconもうかうかしてはいられない…という感覚にもなりますね。

 

 また、非常に気になるのは、

「Snapdragon X Elite」はTDP(熱設計電力)が可変になっていてOEMメーカーが自由にTDPを設定でき、TDPによって全く性能が異なってくる

という部分。

 つまり、ある程度省電力性を犠牲にするのならば、今回のデータを超える性能を発揮させることもできる?…という部分に含みをもたせているのです。

 

 だとすれば…。
 Snapdragon X EliteがMチップと同様「3nmプロセス」になり、TDP(熱設計電力)を最大値に設定したとすると、「M3 Pro/Max」を超えるチップになり得る…ということなのでしょうか?

 例えばMac Studioのようなデスクトップ機をWindows機でつくる場合、省電力性では劣るものの、性能ではMac Studioを超えるようなPCを生み出すことが可能?

 

 SoCチップに関しては、現在のところはAppleに部があるように思えますが、今後はこれまでの「Intel」「AMD」とは異なるメーカーがAppleのライバルとして登場してくることは明白ですね。当然上記の2社も指を咥えて眺めてばかりでは無いでしょうし…。

 

 他メーカーが頑張ってくれれば、それだけApple Siliconの性能も向上するというものです。
 今後の展開に大いに期待しましょう。

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