M3 Ultraは専用設計に?
「M3 Pro/Max」がM3と同時投入されたことで、「Mac Studio」への「M3 Max」投入の遅れが気になります。
まあ、Mac Studioに関してはM3 Maxだけではなく「M3 Ultra」の搭載を考えなくてはなりませんので、多少のズレは覚悟しているのですが、それにしても「M3 Maxの旬」がどんどん過ぎていくことだけは確かです。
そんな中…。
「M3 Ultraはこれまでの構造とは異なる専用設計になるのでは?」
という記事が来ています。
「M3 Extreme」誕生の布石か?
「Max × 2」から卒業で発熱・効率性を改善?
記事によると、
M3 Ultraは専用設計品となり、新たにインターコネクトが搭載されるとの予想が伝えられた
ということです。
ご存知のとおり、ここまでのMac用Mチップは、
基本となる「M〇」チップを拡充される形で「M〇 Pro」「M〇 Max」チップが製造される
という基本路線を辿ってきました。
そして、
「M〇 Maxを二つ連結されることで誕生したのがM〇 Ultra」
です。
更に、
「M〇 Ultraを二つ連結されることで"M〇 Extreme"という更なる高性能チップが誕生」
するはずでした。
しかし、ここで大きな問題が二つ立ちはだかっているようです。それは、
①M〇 Maxを二つ連結するだけでは、単純に「2倍」の性能を発揮させることはできない(効率性が落ちる)
②Ultra×2の構成にすることで、発熱が大きくなる
ということ。
「①」に関しては、UltraがMax以上の性能を発揮する場面が非常に限定的であることや、ときにはMaxの方が性能が高いことさえある…という矛盾が数多く報告されていますね。
また、「②」に関しては、この発熱が原因でMac Proに「M2 Extreme」の搭載を諦めざるを得なかった…ということのようです。
今回の記事の「M3 Ultraが専用設計」という内容は、問題①をクリアにするために、マルチダイ設計を取りやめる…ということなのでしょう。
もしこれがうまくいくと、単純にMax以上の高性能チップが誕生しそうですね。
ただ…。
「Extreme」は結局「Ultra × 2」というマルチダイ設計になる…ということですので、Ultraと同じ歴史を繰り返すのでは?…という疑問は湧きますね。
さて、6月のWWDC周辺での登場が噂されている新型「Mac Studio」「Mac Pro」。
一体どのようなチップを搭載し、どのような性能を披露してくれるのか?
そして、「Extreme」の登場はあるのか?
楽しみに待ちたいところです。