AppleのM4の登場時期は?【2】
4月に入ったタイミングで、今後のMチップのロードマップを予想しています。
前回は、
これまでの「18ヶ月ルール」はもはやさほど重要なことではなく、AppleはAチップのプロセスルールにMチップを対応させることを重視するのでは?
と考えていることをお伝えしました。
具体的には、
〇2024年11月のM4搭載Macの投入は十分にあり得る
〇ずらすとしたら2025年初頭(1〜2月)
〇M3同様、M4と同時に「Pro/Max」を投入することはあるのか?…が焦点
という予想です。
その予想(妄想)の上で、更に予想を進めてみたいと思います。
デスクトップの置いてけぼり感が半端ない
重要なのは、
2nmプロセスルールに移行すると言われている「iPhone17 Pro(A19 Pro)」と同時に、2025年末でのM5系チップ投入があるのか?…
という点です。
私は、他のPC用SoCチップが続々と登場する今後を考えると、「2025年末〜2026年初頭の登場はあり得る」と考えています。もはや「12ヶ月ルール」ですね…。
これでAppleの研究・開発体制が追いつくのか?…という懸念材料はありますが、Appleは覚悟を決めてもいいのでは?
ただし…。
非常に気になるのは、「デスクトップMac」の動向です。
現行M3系においては、現在未だに「Mac Studio」「Mac Pro」「Mac mini」へのM3系投入はされていません。
恐らくは6月のWWDC周辺で、「M3 Pro/Max」、そして可能なのであればMac Proへの「M3 Extreme」が来るでしょう。
ただ…。
もし2024年11月あたりに「M4」「M4 Pro/Max」が来るのであれば、半年を経過せずにしてチップ的には「旧世代」のものになってしまいます。
そして、MacBook系へのMチップ投入感覚が短くなってくると、当然ながらデスクトップ機への投入がますます苦しくなってくるのは明白。
もしかすると、今後は、Mac miniによくあるように、「チップの世代飛ばし」という事態が発生してもおかしくありません。
先日、Mac売上の9割がMacBook系という記事もありました。
チップサイクルが早まってくると、優先すべきラップトップ機の開発・製造に注力することで、デスクトップが割を食う…。
デスクトップの置いてけぼり感が半端ありません。