iPhone16 Proはベゼル最薄で6.3インチも気にならない?
先日は、iPhoneのFace ID画面下埋め込みがこれまでの予想よりも1年後ろ倒しになるのでは?…という記事をご紹介しました。
登場した際は
「DynamicIslandは"2年"で終了か?」
とさえ考えられていただけに、これが「4年」継続する…という事実に唖然としてしまいます。
Appleが目指す「フルフラット」には、DynamicIslandの後に「ピンホール」の切り欠きを通過することが予想されていますので、ここまで来るとそこまでに少なくても「5年以上」はかかってしまいそうですね。
残念なことです…。
そんな中…。
次期iPhoneのベゼルは「史上最薄」になる…という記事が来ています。
ますますDynamicIslandが目立っちゃうな…
記事によると、
iPhone16シリーズ向け有機EL(OLED)ディスプレイのベゼル幅は、他社製品を含めても最も細いものにするよう開発が進められていると、韓国メディアが報じている
ということです。
「最薄ベゼル」という言葉は、iPhone15 Proシリーズでもいわれていたことであり、以前はベゼルの厚さを言及されていたこともあるiPhoneも進化したものです。
そして…。
非常に気になるのは、
iPhone16シリーズのベゼル幅は、BRS(Border Reduction Structure)技術を用いて細くすることが計画されているが、それを実現するためにはベゼルを裏側に折り曲げてそこに回路を組み込むことなどが必要であり、サプライヤーにとっても難易度の高い開発になる模様
という記述です。
なるほど、あまりにギリギリのベゼル幅ということで、平面的な構造では間に合わない…ということなのでしょう。
記事では、
「現状では、Samsung DisplayやLG Displayですらこの技術を導入したOLEDディスプレイを許容できる歩留まり率で製造した実績はない」
としており、本当に実現できるの?…と疑問に思ってしまいますね。
最近、Samsung製の新型iPad ProOLEDの歩留まりが悪く、本来は3月に登場させたかったものを5月に延期した?…という噂も流れています。
これまで、ディスプレイ製造の面では絶対的な技術力を誇ってきたSamsungのしくじり。そんなSamsungと、これまではSamsungの下に置かれてきたLGが、本当にAppleが許可するだけの品質を確保できるのか?
何だか疑心暗鬼です。
そしてもうひとつ。
以下のように、無印に関しては今度こそBOEもしっかりと参入してきそう。
しかし、Samsung・LGが難儀しているディスプレイをBOEが製造できるとも思えません。
となると、無印とProのベゼルの厚さには違いがある?
今回の記事では、この格差についての記述はありませんが、私は自然と格差が付かざるを得ないのでは?…と考えます。
iPhoneにとって、今後もしばらくの間、この「ディスプレイ」の問題との格闘が続くことになりそうです。