早くも悲観説登場! iPhone16は売れない?
これまでのところ、新型iPhone16シリーズに対する評判は高いとは言えない風潮になっています。
本来は画面下埋め込みFace IDあたりがウリになるはずではしたが、これが後ろ倒しになり、DynamicIslandの継続が決定的になったようです。
ディスプレイは若干大型化し、ベゼルが更に薄くなるようですが、使い勝手に大きな変化を生むことはなさそう…。
これまでのところの噂を総合すると、ハード的なものよりも、iOS18で増強される「AI機能」が最大のウリになりそうです。ということは当然、旧機種でもその恩恵にあずかれるわけで(もちろん最新iPhoneで無ければ体験できないという機能は載せてくるでしょうが…)、最近の新型iPhone宜しく、求心力に乏しい新型…ということになるのもしれません。
そんな中…。
この時期にして早々に、「iPhone16は売れない!」とする指摘が登場したようです。
「ウリ」のAI技術が立ち遅れ?
記事によると、
JP Morganのアナリストが、iPhone16シリーズとiOS18の組み合わせによるAI関連機能は期待ほどではなく、それが原因で販売台数が減少する可能性があると指摘している。ミンチー・クオ氏にいたっては、それに加えてiPhone16シリーズ自体の魅力不足により、販売台数が15%減少する可能性があると具体的な数値を挙げていた
ということです。
クオ氏の「15%減」という数字はなかなかインパクトがありますね。
更に、Barclaysのアナリストは、
売上減少の懸念は特に、iPhone16 Proシリーズに向けたもの
としています。
ただ…。
ここ数年を遡って考えてみると、「目新しい新技術が投入されたことはほぼ無い」「チップの性能向上も肩透かし感が強かった」「iPhoneの進化に関しては、足踏み感が非常に強い」という風潮の中で、iPhoneだけは安定した売上を誇り、Androidが不調の中「一強」という感じさえ漂っていました。
それは今年の「iPhone16シリーズ」でも同様だと思われるので、なぜここに来て「大幅売上減」を主張するのかは疑問なところです。
しかし、Appleの「AI」が非常に心配だ…という思いは同じです。
この点に関しては完全にGoogleが主導するAndroid勢には刃が立たないのでは…と考えます。
もし、世界中の考え方が「AI重視」に傾き、Appleがその流れに乗り遅れた際には、iPhoneの足下が揺らぐことかあるのでしょうか?
「AI」がそれほど大きな影響力をもつのかどうか、これからの数年で明らかになっていくでしょう。
そして…。
もしその不安が的中したときは、iPhoneのこれまでの地位が脅かされ始めることになるのかもしれません。
Appleにとっても、今後のスマホの進み方を考える上でも、2024年は大きな転換点になるかもしれませんね。