WWDCでは遅すぎる!
先日は、「Mac Studio(M1 Ultra)からのMac買い換えを考える【1】」として、M4の登場時期に関する噂が出始めた現時点での個人的なMac環境とMacに対する考え方について整理してみました。
今回はより具体的に、考えてみたいと思います。
まずもって基本的な考え方ですが、現在のMac Studioが元気なうちに下取りに出し、それを元手に新機種を…ということになります。
現状性能に不満がないのであればもう数年使い切る…という考え方もあるでしょうが、特にCPUのシングル性能等が毎年確実に進化する最近の傾向と、単純に新しいMacを定期的に楽しみたい…という思いもあり、リセールバリューの高さを生かして行こうと考えています。
また、M4ではAI機能に関して新機軸の変化があることが予想されますので、そこら辺も考慮に入れながら…というところです。
〈ケース1〉2024年WWDCでM3 Pro/Max搭載で登場
これまでの予想の主軸ですね。
と同時に、これまでのMチップ開発サイクルで考えると、次期M4の登場は当然ながら「2025年中旬」とされるはずでした。Mチップ「18ヶ月サイクル」というヤツです。
しかし、M3がこれまでよりも早い時期に投入されたこと、そして、「Pro/MaxがM4と同時に投入された」という衝撃的な展開もあり、これまでのチップサイクルの考え方が一気に崩れた感があります。
個人的には、M4に関してもM3同様、「2024年終盤投入」「M4とM4 Pro/Maxが同時投入」…ということになるのではないかと考えています。
となると…。
そもそもこのWWDC投入…とい
う説自体が怪しくなりますし(投入後あっという間に新世代チップが登場するため)、あっという間に旧世代となってしまう高スペックMacを進んで購入する…という気分になれないユーザーが多くなりそうです。
この時期にMac Studioを購入するか、それともM4世代まで待つか…?
しかし、M4を搭載したMac Studioもかなり遅れて登場するのであれば、このジレンマがいつまでも解消されないことになってしまいますし…。
デスクトップ型Macの購入時期自体が非常に難しくなってしまいます。
2024年はスルーが吉?
〈ケース2〉M3世代はスルー、2024年の早めに登場
「ケース1」のネックである、「M4の登場時期を早めるが故、Mac Studio/Mac Proをリリースするタイミングがつかめない」という事情で浮かび上がっているのが、「M3スルー説」です。
つまり、M3世代搭載のMac Studio、Mac Proは登場しない…というもの。
この戦略で行くのであれば、2024年末に「M4とM4 Pro/Max」が登場した後、それほどの期間をおかずに「M4 Max/Ultra/Extreme」を搭載したMac Studio・Mac Proを登場させることができるのではないでしょうか?
具体的には「2025年1〜3月」。
最近のAppleは「1月」の新機種投入が当たり前のように行われていますし、「3月」は定番の新機種投入時期。
さすがにM3世代をスルーしているのにWWDCの6月までは待っていられません。
これであれば、「M1 Ultra」を搭載した初代Mac Studioから丁度3年ほどでの新機種投入となり、Mac Studioユーザーも納得できるのではないでしょうか?
次回は「機種選択」について考えてみようかと思います。