「iPad ProにM4搭載」の噂
発表間近の新型iPad Pro/Airに関する噂について考えております。
前回は、将来的にProとAirの間を埋める新型のiPadが登場するのではないか?…という噂について考えました。
今回は、これまでのApple Siliconのロードマップの在り方をくつがえそうかという結構衝撃的な噂についてです。
これまでAppleは、新型のチップは「iPhone用Aチップ」として登場させ、その後に「Mac用Mチップ」がお披露目されてきました。フラッグシップ機にMチップが搭載されるようになったiPadに関しても同様で、Mチップが先に登場したこと無かったわけです。
その掟が破られようとしている…というのがガーマン氏の予想です!
あり得るのか?
あるとすればAI技術投入の焦りが原因か?
記事によると、
5月7日のイベントで発表が見込まれる新型iPad Proには、M3ではなくM4チップが搭載される可能性が高い、とBloombergのマーク・ガーマン記者が報じている
ということです。
もしこれが実現するのであれば、大事件です。
iPhoneベースで動いてきたAppleデバイスの展開に風穴が開けられる…ということなのですから。
基本的には、「M3で来るのでは?」と考えます。
理由は2つ。
1つ目は、前述したような「iPhoneベース」の考え方が今後もAppleの骨格になると考えるからです。スマホの需要が落ち着いている…とは行っても、はっきり言ってAppleはiPhoneの企業であることはに変化はありません。iPhoneにこそ最先端の技術を真っ先に取り入れられるべきです。
これを変えるのには相当な勇気ときっかけが必要でしょう。
2つ目は、いくらTSMCのチップ開発が順調だとはいえ、これまで噂に上ってもいなかったM4をここで投入できるとは思えないからです。
まあ、M4はM3の「N3B」を「N3E」にバージョンアップしたチップになることが予想されており、製造上の大きな障壁にはならないのかもしれませんが、この時期での載せ替えの噂がこれまで全く無かったわけですから、ガーマン氏の説には少々無理があるように思えます。
しかし…。
もしウルトラCがあるとすれば、その原因はやはり「AI」でしょう。
2024年5月に新型iPad Proが登場すると、次期型が登場するのはどんなに早くても「2025年5〜6月」となるでしょう。普通に考えれば「2025年末」というところになるはず。
ところが、AIの市場はその時期に更に前に進むことになります。下手をすると、次期型が登場するまでの間に、今回の新型iPad ProのAIレベルが2段階ほど遅れてしまうことになることも考えられます。
Appleがここに危機感を感じているのであれば、初の「iPhone超え」があり得るのかも…。
これが当たったら、久しぶりの「ガーマン氏のホームラン」となりそうですが…。
さて、どうなることやら。