iPhoneの割引きで中国での売上が「12%」向上!
先日、中国でiPhoneが売れていない…という記事を紹介しました。
中国でのシェアが「5%減」となり、前年同期では「1位」だったシェア順位が「5位」にまで転落してしまった…ということでした。
記事にも書きましたが、
「1位のHuawei(17%)、2位のOPPO(16%)、3位のHONOR(16%)、4位のvivo(15%)に次いで5位(15%)」
ということになっており、絶望的なシェア低下ではありません。
しかし、「5%減」という減らし方は結構機になる数値です。
前回紹介した元記事では、「AI技術の立ち遅れ」をその要因としていました。iOSのAI技術が、AndroidやHUAWEIの独自OSよりも劣っている…ということです。それはiPhoneユーザーも感じていたことだけに、納得する部分もあったのですが…。
この度、「結局は価格?」という記事が来ています。

結局は価格次第? iPad Proも心配…
記事によると、
Appleは中国で異例の割引キャンペーンを行っていると伝えられていたが、戦略は実際に功を奏した模様で、3月の売上が約12%上がったことが明らかになった
ということです。
記事にもあるように、2024年に入ってから最初の2カ月で最大37%減少していた出荷台数が、割引きキャンペーンを開始した途端に12%アップ…ということですので、非常に分かりやすい結果となりましたね。
ということは…。
そもそものiPhone15シリーズの不人気ぶりは、単純に「価格が高いから…」という理由によるところが非常に大きかったということなのでしょう。中国国内の景気動向によって、ユーザーがより安価なものを求め始めた…ということかもしれませんね。
これ、日本でも正に同じようなことが起こっていると考えられます。
日本の場合は、その要因が「円安」であることに間違いないでしょうが、Pixel7aが人気を集めることで、Pixelのシェアが大きく拡大した…ということは以前お伝えしました。

Appleのブランド力が幅をきかせてきた「iPhone天国」である日本も、さすがに我慢できない価格帯にiPhoneは入ってきています。
このままで行けば、2024年も更にPixelの人気が高まることになるでしょう。先日はPixel8も登場しましたし…。
日本で考えると、少しでも早い「iPhoneSE4」の登場を願っている方が多いものと想像します。