「macOS Sequoia」へのCanonへの質問が非常に不誠実だった件について
今期のAppleの各種OSのアップデートに関しては、非常に多くの不具合が出ており、これまで以上にアップデートに慎重にならざるを得ない状況が続いております。
以前も記事で書きましたが、特にMacに関してはなかなか踏ん切りがつかない状態です。
そんな中、先日Canonとエプソンが自社プリンターに関する対応状況に関して発表しました。
私は「Mac Studio」でCanon純正のDPPから、プラグインである「Professonal Print & Layout」経由でプリントアウトしております。
この「Professonal Print & Layout」はなかなか安定性が微妙で、これが原因でmacOS Sequoiaへのアップデートを躊躇していた…といっても過言ではありません。
そんなところに、macOS Sequoiaで引っかかっている…とのCanonからの報告です。
CanonのHP上での「制限事項」は以下の通りになっています。
肝心の「Professonal Print & Layout」の対応が「未定」になっているということで、嫌な予感しかしません。
しかも、その内容がよく分からないのです。
私は「DPP→Professonal Print & Layout」でプリントアウトしていますが、「Print Studio Pro」というアプリをインストールした覚えはありません。
しかし、上記の表を見ると、「Professonal Print & Layout」の欄に、
「Digital Photo Professional(DPP)からPrint Studio Proを連携起動できません。」
と表記されているのです。
???
私が知りたいのは、
「DPPからProfessonal Print & Layoutを起動して印刷できるのか?」
ということなんですが?
「Professonal Print & Layout」の説明欄に「Print Studio Pro」の内容を書くとはどういうこと? 全くもってわけが分かりません。
ということで、直接Canonに聞いてみることに。
その対応は驚くべきものでした。あまりに機械的でびっくりです。
結局「DPP + Professonal Print & Layout」での印刷はできるの?
こちらからの質問としては、上記の通りに、
「DPPからProfessonal Print & Layoutを起動して印刷できるのか?」
ということ。また、「Professonal Print & Layout」と「Print Studio Pro」というアプリとの関連性はあるのか?…ということでした。
これに併せ、上記の「Professonal Print & Layoutの説明欄にPrint Studio Proの内容が書かれていることが分かりにくくないか?」ということも書き添えました。
これに対するCanonの返信がこちらです。
まあ、対応のマニュアルにある文章をこのままコピペして対応したのでしょう。
ピントがずれていることこの上ありません。
まずもって、こちらが聞きたい、
「DPPからProfessonal Print & Layoutを起動して印刷できるのか?」
ということに関する返事が「未定です」という言葉で返ってきたことに驚きました。
HPにもあるように、現在うまく動作しないことに対する対応としては現時点では「未定」なのでしょう(まあ、いつまでも未定では困りますが…)。
しかし、私の聞きたい「DPP→Professonal Print & LayoutがmacOS Sequoiaで動作するのか?」ということに関しては、当然Canonで確認しているはずです。
私は、動作しないのであればアップデートしないし、「Print Studio Pro」なるものが間に挟まっていなければ動作するというのであればアップデートしたい…と、ただそれだけのこと。ただの確認をしたかっただけです。
また、「Print Studio Pro」と「Professonal Print & Layout」の関係性についての説明も皆無。Professonal Print & LayoutをインストールするとPrint Studio Proも自動で組み込まれる…という説明があれば、それは自動的にProfessonal Print & Layout自体がアウト!…ということになりますので、こちらとしても理解できるのですが…。
私が無知なだけかもしれませんが、さすがにこの対応は無いかな…と感じます。
頭にきて、再度上記の内容を確かめるメールを返信しました。
結果については後日。
Canonの対応は別にして、Professonal Print & Layoutが使えるのかどうかは、こちらにとって死活問題ですので…。