キヤノン「RF50mm F1.4 VCM」の供給が改善!
近年の傾向として、売れ線のカメラ・カメラレンズに関しては、予約開始とともに「供給不足のお詫び」が出る…ということが続いていますね。
これだけ「一眼離れ」が進んでいる中で、なぜ供給不足が続出するのか?
原材料の確保や大量生産の難しさ等、「造りたくても造れない…」という現実があるのでしょうが、やはりそもそも「メーカーが生産量そのものを絞っている」のでしょうね。
大量生産に対応できるラインをつくっても、絶対量として昔ほどの出荷は見込めない…ということなのかな?
恐らくは、
「売れる分だけ造る」
という考え方が染みついているのでしょう。
2024年のCanonラインナップを振り返ると、やはり「EOS R5 MarkⅡ」のバックオーダーが印象に残っています。
発売直後には、
「今からご注文をいただいても、お届けまで半年以上…」
という例の文言が呼び起こされます。
EOS R5 MarkⅡに関しては、現在店舗在庫がある状態になっていますので、恐らくは初期需要は落ち着いたものと思われます。以前の「半年待ち」からは随分と早く改善したという印象ですね。
恐らく今後はEOS R1もまもなく供給状況が改善されるものと予想します。
そんな中…。
キヤノン公式の「供給状況」が更新され、あのレンズの供給状況が改善されたようです。

EOS R5 MarkⅡの在庫も出回って、2025年のスタートは万全に
記事によると、
キヤノンが製品の供給状況のお知らせを更新した。プレスリリースによれば、現在もRF70-200mm F2.8 L IS USM Zが供給不足となっているが、過去にリストにあったRF50mm F1.4 L VCMの記載がなくなっていることがわかる
ということです。
まあ、価格コム等をみると、まだ「お取り寄せ」になっている店舗が多いようですので、「すぐに」ということにはならないかもしれませんが、発注するとそれほど待たずに手に入る…という状態にはなっているのでしょう。
まあ、メーカーとしては、手に入るまでの期間を短く伝えてしまうとユーザーからの不満か高まるでしょうから、長めに伝えることになるのでしょうが、それにしてもキヤノンがオーダーを捌くために頑張っている…ということは分かりますね。
さて、「RF50mm F1.4 VCM」。随分と評判がいいようです。
私は期待の「RF35mm F1.4 L VCM」を導入しましたが、ボケの汚さやLレンズとしての画像の艶や雰囲気の無さがどうしても気になってしまい、「RF28-70mm F2 L USM」再突入を決めました。

確かにシャープではあるのですが、「ただそれだけ…」と感じてしまったのです。
すると、様々なレビューを観てもなかなかにこの35mm Lの評価は厳しいものになっているようです。「やっぱりか…」という感じです。
しかし、こと「RF50mm F1.4 VCM」に関しては、写りに関して絶賛されていますね。
RF35mm F1.4 L VCM発売の折りには、「供給不足」の状態にならずに、初期から安定した供給になっていたと記憶していますので、やはり写りの評価がオーダーに直結しているんだな…と、変に納得したものです。
しかし…。
以前に「RF50nn F1.2 L USM」も所有していたことがあり、このレンズの写りの素晴らしさを体感として記憶している身としては、恐らくRF50mm F1.4 VCMも動画対応の意味合いもあって、写りの傾向は違うものになっているのでは?…と考えています。
元来の「L」の写りを期待するのであれば、寧ろ「RF28-70mm F2 L USM」の方がふさわしい…という考えは現在も変わりません。デカいですが…。
よって、恐らく私が「RF50mm F1.4 VCM」を購入することはないでしょう。
というか、次に購入するレンズは恐らく「RF28-70mm F2 L USMの第2世代」になるでしょう。
SONYの「F2通し」のように、軽量・コンパクトになることだけを期待しています。