iPhone18に搭載予定の「A20」はA19比で処理能力15%アップ?
Appleが「3nmプロセスルール」の開発に難儀していたのは周知の事実。それでもなんとかA17 ProやM3で登場したのが2023年秋でした。
そして、
「次期2nmプロセスルールの設計は非常に順調に進んでおり、2025年には登場するかも…」
と、当時は語られていたもものでした。
ただ…。
さすがにわずか2年での世代交代はさすがになかったようで、2nmプロセスのチップは来年の2026年に登場とする予想が大半です。それでも、3nmの開発時と比較すると非常に順調に推移しているようで、ライネインが楽しみになってきますね。
そんな中…。
来年登場の「A20」と、今年iPhone17シリーズに搭載される「A19」との性能の近いを予想した記事が来てます。
「A20」はA19比で処理能力15%アップ?

さて2nmプロセスルール、この伸び代をどう見る?
記事によると、
iPhone18シリーズ向けA20は、製造プロセスがTSMCの2nmプロセス「N2」に微細化されることにより、A18と同じ消費電力で比較した場合は処理能力が15%向上すると、経済日報が報じている
ということです。
注意したいのは、ここで「N2」と比較されているのがiPhone16世代の「N3E」だということ。つまり、N2には「2年間」の世代的メリットがあるということです。(iPhone-maniaの記事はやや分かりづらい書き方になっていますが、経済日報の文章では"N3EのA18とA20の比較"という前提で書かれています)
ということは当然ですが、今年のiPhone17世代で搭載されるであろう「N3P」との差は15%よりも小さくなる…ということになります。
下の表を見ると、「N2とN3Pの直接比較」がなされていないんですよね…。

ということは、チップのは高精細化されるものの、N2になっても「段違いの高性能」とまでは言えない…というところでしょう。
これ、 A17 Proが始めて「N3」で登場したものの、性能的にはそれほどアップしていなかった…というケースと同じような雰囲気でしょうか? まあ、想定内です。
3nm世代でも、N5からの移行のときよりも、「N3→N3E」という同じプロセスルール内でのアップデート時の方が、性能的にもバッテリーもち的にも優れていたように感じました。N2でもN2EやN2Pといった改良版の方が素性がいいかも…。
今回の「N2」の伸び代、皆さんはどのように感じましたか?
私は…。
正直、「こんなもんか…」かな?
チップの高精細さって、一体何なんでしょう?
ただ、記事でも、
「N2はこれまでの報道よりも素性が良いと考えられる」
ともしています。
性能向上の著しいSnapdragonとの比較も楽しみです。