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A17 Bionic、「トランジスタ密度が60%増加、消費電力が30%削減」は対「A14 Bionic」の話…

A17 Bionicの真の実力は?

 毎年、「7月」に入ると新型iPhoneに向けてカウントダウン…という心持ちになります。これからの数ヶ月は本当に一瞬に過ぎていく印象です。

 さて、今年の「A17 Bionic」は3nmプロセスルールによって製造されるということもあり、その性能が注目を集めています。新世代のアーキテクチャということで、ある程度の大きな伸びを期待するのは私だけではないでしょう。

 

 そんな中…。
 ちょっと紛らわしい記事を見かけました。

 「トランジスタ密度が60%増加、消費電力が30%削減」?

 

何でA14 Bionic比なの?

 記事によると、

iPhone15 Proシリーズに搭載される見通しのA17 Bionicは、製造プロセスが3nmプロセスに微細化されることにより、5nmプロセスで製造されたA14 Bionicと比べた場合、トランジスタ密度が60%増加し、動作周波数が同じ場合は消費電力は30%〜35%削減されるとの予測が伝えられた

ということです。

 

 一見、
「この伸びは凄いな!」
と興奮するわけですが、よくよく見ると「A14 Bionic」との比較…という落ちになります。

 いやいや、世界中から突っ込む声が聞こえてきそうです。

 

 確かに、5nmプロセスルールのチップということで、「1つ前の世代」の代表として比較しているのでしょうが、一般的には当然「1つ前」のチップである「A16 Bionic」との比較が欲しいと考えるでしょう。

 また、この現実を見たときに、
「えっ? 3代前のチップなのに、それだけしか増えないの?」
「新世代チップなのに?」
という、若干期待はずれ感を伴う感想をもってしまいました。

 

 だって、毎年の改良で、性能、トランジスタ密度、消費電力等の向上を表現する際に、前チップと比較して「2桁の伸び」を提示されることが多かったわけで…。そのまま考えると、
「3nmになっても飛躍的な向上は無いのか?」
と勘ぐってしまいます。

 

 なんとも分かりづらいというか、混乱されるというか、そんな印象をもつ記事なのでは?

 この手の予測記事は当たるも八卦…的に捉えてはいるものの、それを楽しむ側もしっかりと吟味していかなくては…と考えさせられた記事となりました。

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