Spigen「Athlex Air」レビュー!
先日、Spigenから「トレイルループ」互換のApple Watchバンド「Athlex Air」が登場する…ということをお伝えしました。
早速購入して試してみることにしました。
さて、その評価は?

使い勝手は純正がダントツでいい ただ、値段が…
結論からいうと、
「使い勝手は純正がダントツでいい!」
ということになります。
まずもって、Spigen「Athlex Air」は、純正の「トレイルループ」よりも相当にごつい代物でした。

バンドの生地自体が厚くてゴワゴワ感が否めませんし、バンドを締め上げる構造として内側に黄色いバンドが備え付けられています。当然ですが、腕に巻く際に、ただでさえ厚くなっている内側にもう一枚生地が挟まっている…ということになるのです。

また、「厚み」が出ることで、以下の画像のようにバンド内側に隙間が生じ、装着感・見た目とも純正には届きません。
これではどうしてもゴツゴツ感が増幅してしまうことになります。

反面、純正の「トレイルループ」の生地は非常に薄くしなやかで余計な生地も存在しないため、実に自然に、柔らかく腕に巻き付けることができます。
装着時にしても、Spigen「Athlex Air」は生地がゴワゴワしていてしなやかではありませんが、トレイルループは非常になめらかに装着することができます。引っかかりのようなものは皆無です。

この時点で、両製品は「似て非なるもの」と感じる人が殆どでしょう。
さらに…。
「Athlex Air」はトレイルループよりもバンドの長さ自体が長く、私の腕ではギリギリ巻き付けられた…という感じ。私も腕周りが太いわけではありませんが、恐らく女性や腕周りが細い男性などは、バンドが一周しても十分なきつさに巻き付けられずに余ってしまう…ということになるのでは?…と思えます。

以上、装着のしやすさや装着感、しなやかさ等の快適性を考えても、純正「トレイルループ」の方がかなり優れている…と感じます。
ただ…。
見た目のワイルドさが欲しい人は敢えてAthlex Airを選択するという手もあるでしょう。造りはしっかりしていて安っぽさはありません。
また、純正「トレイルループ」はあまりにも高価すぎる。また、薄いこともあって、何度が洗濯しているうちに見た目上の質感が劣化することも感じられます。
ただただApple製品の高額さが目立つ結果になってしまいますが、「モノがいい」のは純正品。
非常に悩ましいですね。